『happy -しあわせを探すあなたへ』
1年以上前から、社内のSDGs研究の一環で、SDGsにまつわるドキュメンタリーを見て感想を述べるという会を、月1回設けています。
毎月開催をつづけ、十数本のドキュメンタリーを見ましたが、そのなかの「happy」という映画でこんな言葉がありました。
“幸福度をあげること
それは、
・好きなことをすること
・遊ぶこと
・新しい体験をすること
・友達や家族を大切にすること
・意義あることをすること
・やさしさとおもいやりをもつこと
・持っているものに感謝すること。
これが幸せになる「スキル」だ。”
-映画『happy -しあわせを探すあなたへ』より
ちょうどブータンが幸福度世界一の国と言われていたときのドキュメンタリーで、国民総幸福量(GNH)という概念が日本にもたらされた頃の映画です。
安易にスキルを求める先進国の人に、幸せを感じるのにもスキルがあるよ、という皮肉めいたメッセージですが、これらを獲得するのでなく自然に生まれる気持ちであればいいのになぁと思いました。これは10年前の映画ですが、言葉は「well-being」に変わっても、中身はなにも進歩してないなとつくづく感じました。「well-being」も「GNH」と同じ、うやむやになる運命をたどるのでしょうか。。。
この社内イベントではほかにも、気候変動やグローバリゼーション、教育や貧困の問題など、SDGs17ゴールにまつわるドキュメンタリーを上映しています。どの問題も簡単に解決できるものではなく、毎回観た後にモヤモヤが残り、無力感に襲われるのですが、でもこのモヤモヤを感じることが大事なのだと言い聞かせて、毎回コツコツ開催しています。少しずつ参加者が増えてきていますが、より多くの社員がSDGsを学ぶ機会になればいいと思っています。
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