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テニスラケットの定理について

ブックマーク消化3つ目。剛体における主慣性モーメントのうち、第一、第三の慣性主軸のまわりの回転は安定しているが、第二の慣性主軸(中間軸)のまわりの回転は不安定であるというもので、これを宇宙で確認したロシアの宇宙飛行士であるウラジーミル・ジャニベコフからジャニベコフ効果とも言われる。実際にこの効果は宇宙空間で見た方がわかりやすい。

このように、宇宙空間で回転させると、不安定な中間軸のせいでときどき反転が起きる。もちろん地上でも確認することができ、テニスラケットやスマートフォンを回転させながら上に投げるとしばしば反転する。

宇宙空間で発見されたものと思いきや、すでに効果自体はずっと以前に発見されていたそうで、ジャニベコフ自身も知っていたようだ。

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