子持ち地下アイドルオタクLIFE@地下アイドル Advent Calendar 2019

こんにちは。あれです。
この記事は地下アイドル Advent Calendar 2019の12月18日の記事となっています。
前回の記事では「地下アイドルに通う理由」について書きました。これは個人的には今回の記事を書くにあたって整理しておく必要があったポイントだと思っています。興味のある方はご一読ください。
改めて書きますがぼくにはパートナーと子どもがいて、今回は子どもとどう折り合いをつけてオタクをしているかについての記事です。ちなみにパートナーもオタクなのでそっちは折り合いとかないです。

子持ち地下アイドルオタク

さて、一般的には子持ちの地下アイドルオタクは多くないです。理由はいくつかあって、

1.サブカル系の趣味は30歳越えると世間体を理由に離れていきがち
2.疑似恋愛関係を構築するパターンが多いのでパートナーのいる人は続けにくい
3.子どもができたら親の趣味は一旦お休み

あたりでしょう。
個人的には全部「そんなもんに囚われて自分の楽しみ狭めるのしょうもなくない?」と思っていますが、子どもを授かった以上責任をもって育てなければならず、3に関してはバランスを取って趣味を継続する必要があるわけです。特に今のぼくがそうですが、3歳ぐらいまでの乳幼児は手がかかります。リソースの100%を投入するという人も多いです。でもぼくはそれを良しとしません。もちろんぼくも子どもは可愛いと思っています、思っていますが、子どもがどんなに可愛かろうが趣味は別腹です
そんなわけでぼくが具体的にどうバランスを取っているか、というのがこの記事の趣旨になります。
ちなみに1と2に関してはテメーの好きなように生きろ以上。婚姻こそ一人としかできませんが好きな人は何人いてもいいじゃんだからぼくは推しのアイドル全員にガチ恋だよ

実際どれぐらい現場に行けるのか

「地下アイドル」のオタクとして重要なのはこの一点に尽きます。基本的には在宅に人権はないのが地下アイドルの世界です。応援電波は一円にもなりません。
個人的に使ってるだけですが、地下アイドルの別称ライブアイドルの対義語はメディアアイドルです。逆に言えばメディアから金引っ張ってこれないからライブアイドルなわけです。
さて結論から言いますと、実際に子どもを育てながら無理なくアイドル現場へ行くのは月に2日~4日が現実的と言ったところです。これには根拠があって、
・週休二日としてそのうちのどちらかは家族で過ごす
・もう一方を趣味に費やすとして月に4日だがパートナーと分け合うので半分
・実際には祝祭日があるのとひと月4週ではないのでもう少し多くなる
というところです。
ちなみに自治体の制度として保護者のリフレッシュ目的で保育園の一時預かりをゲロ安で利用できたりしますが、月2~4回制限がかかっているのでやっぱりそんなもんだよねという印象があります(自治体によって異なります)。
あとは乳幼児の世話は夜が基本的に忙しいので平日夜のライブは諦めるケースが増えます。どうしてもという時にパートナーに任せて行く形ですね。近所に両親(子どもから見て祖父母)が住んでいれば協力してもらうのも手でしょうが、地下アイドルオタクは犯罪者なので難しいと思います

いや月2とか少なすぎ!

それはそうです。正直この感覚は持っている必要があります。
というのもはっきり言えばアイドルからすれば月2しか来ないようなクソ雑魚オタクに構っているのはリソースの無駄です。一回行ったらチェキ10枚ぐらい撮る!みたいな人ならともかく、そうでないなら自分がクソ雑魚だということは認識しておきましょう。
これは無根拠の煽りではなく、月2回しか来ないようなオタクが100人集まったところで地下アイドルは食っていけないからです。1000人集まっても怪しい。そういう意味でクソ雑魚なのです。
なのでおいしい思いをしようとかそういう考えは基本的に捨てましょう。この時点で楽しくないじゃん!って人は何とかして行く回数を増やす必要があるわけです。

子どもを預けてライブに行く

それでもライブに行く回数を増やそうと思ったらパートナー以外の人に子どもを預けてライブに行くことになります。
女性ファンの多いV系地上バンドなどではライブ会場に託児所があったりするケースがありますが、地下アイドルではそんなもの望むべくもないので自分で託児所なりシッターなりを探しましょう。
保育園の一時預かりサービスを利用するのが基本になるとは思いますが、大体一時間1000円~2000円ぐらいかかります。金銭的にあまり多用はできないですが、まぁまぁ信頼できるサービスですね。ぼくは1回しか使ったことないんですけど。
コミックマーケットなどのイベントでは該当するイベント参加者が集まって臨時の託児サービスを利用するケースもあるので、夏フェスなんかではアイドルオタクが集まって利用できるといいかもしれません
他には自治体主導のファミサポという地域の子育て世帯が相互に子どもを預かって面倒見る仕組みがあるらしいです。ぼくはパートナーが登録はしてますが使ったことがなくどういう時に使えるのかとかあんまりわからないので割愛。

子どもを連れてライブに行く

預けるのよりも良心の呵責や経済的負担が少なく済むのはこっちのパターンでしょう。
前回の記事でも書きましたが、地下とは言うもののショップでリリイベをやっているアイドルは多く、それらのオタクであれば連れて行くのは比較的容易です。
特に郊外のショッピングモールはベビー休憩室なども充実していて非常に連れて行きやすいです。ららぽーとだと横浜・立川・三郷・東京ベイ、越谷レイクタウンやアリオ・イオン各店舗などはアイドルライブをよくやっていますね。
このパターンで特筆すべきはイオンモール幕張新都心で開催されているIDOL CONTENTS EXPO無銭祭です。CDが流通に乗っていないアイドルも多数呼ばれ、特典会のロケーションは併設の公園という、まさに子どもを連れて行くためにあるようなイベントです。ピザを食うためのイベントではない。

この時わずか4か月ですが、連れて行っても全く不自由しないイオンモール幕張新都心です。
ちなみにチェキに写っているのは元Luce Twinkle Wink☆錦織めぐみさんです。最強おチビだけどうちのチビの方が小さいな!
あと、お台場エリアのインストアイベントは店内ではなく商業施設の広場で行われるケースが多いのでこれも行きやすいです。
都心のインストアイベントでも会場を選べば連れて行くことは可能です。基本的に乳幼児は大きい音と人ごみが苦手なので狭い会場は厳しいですが、タワーレコード渋谷5Fやタワーレコード錦糸町店などは比較的広く連れて行きやすいです。

これはタワレコ錦糸町ですね。タワレコ錦糸町はパルコに入っているのですが、同じビルにベビー用品店の西松屋が入っているのもアドです。店の前にソファがあって最悪お昼寝したりできます。
この時1歳10か月ぐらいですが、この頃になるとしっかり歩くようになっているので子どもがアイドルにハグしに行ったりとかまーめちゃくちゃ楽しい接触ができます。子どもをダシにするな
ちなみにチェキはイケてるハーツ宇咲美まどかちゃんです。うさぎじゃないよ。

その他気になることたち

子どもを連れて行くケースだとどうしても気になることとして、子どもが怖がらないか?というのがあります。結論から言うと、オタクは大体おびえられます。悲しいね。
なので本当に人が多い、特に密度が高くなるようなケースでは控えた方が無難かなあというのは思っています。まぁインストアイベントだったら基本無銭でとりあえず行くだけ行って帰るとか容易なので、引く意思さえ持ってれば大体大丈夫です。
あとは特典会のレギュレーションも気になりますが、虹コンなんかは未就学児の扱いがレギュレーションに書いてあります。さすがにメジャー感ですね。というか地下アイドルという扱いにしていいのか迷うレベル。
そうでなくてもまぁ一般常識的に未就学児は連れてチェキ撮れますし、今のところ断られたことはありません。何ならなぜか「お母さんも話していってくださいよ!」となぜかパートナーも一緒に接触させてもらったケースもありました。多分現場対応なのでどことは書きませんが。

子どもがいても案外地下アイドルのオタクはできる

そろそろ締めに入るんですけど、そんなこんなで頻度は少ないもののなんとかオタクをやっています。
今の時代、あらゆることが多様化しています。育児は母親の仕事ではなく父親も当たり前に参加します。同時に親の負担軽減についてもたくさん議論がなされています。そんな中で親といえども趣味を楽しむことは決して悪いことではありません。
前回の記事で書きましたが、地下アイドルは「ライブに行く敷居がとにかく低い」ことが大きなメリットです。それは子どもがいても継続しやすい趣味であるということも意味します。世間体的には大変厳しいかもしれませんが、こうやって触れ続ける人が増えることで地下アイドル文化は継続的に盛り上がっていく…といいなあ。いや地下アイドルは地獄なので滅びた方がいいというのもそれはそれでわかる。繋がりタイガー。
個人的には気軽に生の音楽とダンスに触れる機会としての地下アイドルは、子どもにとっても貴重なものだと思っています。まあこれは親のエゴでもあるんだけどね。そんなわけでこれからもオタクでいられたらいいなあと思うわけです。

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