人魚飼いのアイキ(4)
そして、体育館の方を裏に回り、そこにプールがあるので、一旦、人魚を助けるために、プールに放すことにした。
…すると、人魚は、みるみる意識を取り戻して、僕に声をかけてきたのだった。
「…ありがとう、助けてくれて。」 僕は、少し、人魚と話をすることに決めた。
スマホを取り出して、”テキトーな言い訳”を考えて、一時間目だけ、授業をサボり、僕は、人魚を見つめながら、僕の名前(本名は、”村部愛樹(むらべあいき)”というのだけど、一応、”アイキ”と、呼んでって、言っておいた)や、どうして、倒れていたのか…とか、きいたりとかした。
…しかし、倒れていた訳は、教えてくれなかった、…今の所。 でも、人魚は、微笑んでくれて、こう言ったんだ。
「アイキ、わたしの名前は、”マーリン”だけど、”マーちゃん”って、呼んでもいいよ。 そして、わたしのことは、”2人だけの秘密”にしててね!」と…。 (続く)
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