テキーラの効能?

本日は、先日に引き続き、最近知ったテキーラの効能についてまとめてみます。
前回お伝えしたようにテキーラとは、アガベから作られます。

① アガベから作られるアガベシロップは、血糖値を上げにくい低GI食品として注目されています。(ローソンの野菜ジュースにも含まれています。)砂糖よりも甘さを感じるのに血糖値の上昇が緩やかで太りにくいため、砂糖の代わりに使っている人も多いようです。そのアガベを原料に作られたテキーラも、やはり血糖値が上がりにくいお酒です。

② アガベに含まれているアガヴィナという糖質成分は、血糖値を下げ、インスリンの分泌を促します。さらに空腹感を抑える、GLP-1というホルモンの分泌を助ける効果があるとアメリカ化学会が発表しました。GLP-1は別名「痩せホルモン」ともいわれ、アメリカでは肥満治療薬として認可されている成分です。マウスの飲み水にアガヴィナの成分を加えたところ、体重が減少したという報告もあります。(ちなみに最近ダイエットのお薬で話題になっているリベルサスというお薬はGLP-1受容体に作用する薬です。)


③ GLP-1には胃の運動を抑えるという効果があるため、消化に時間がかかり自然に食欲を抑えられるのです。さらに空腹感を感じにくくなることで、間食をなくしたり、食事量を減らすこともできるでしょう。

④ それだけでなく、腸からの脂肪吸収を抑え、悪玉コレステロールや中性脂肪を下げる効果まであるというのです。

血糖値を下げ、中性脂肪や悪玉コレステロール値を下げてくれるテキーラは、生活習慣病予防にぴったりのお酒といえるでしょう。お酒は体に悪いイメージがありますが、適量であればこのように体に嬉しい効果も期待できます。

メキシコ大学の研究者によると、テキーラの成分が大腸に届くことで、クローン病や結腸炎などの炎症を予防する効果があるといわれています。さらに、炎症の予防だけでなく免疫芽球性肉腫のような、ガンの一種に効果があったという発表もされています。

もちろん飲み過ぎは体の負担になりますが、適量であればこれらの効果も期待できるのでしょうか?

次回は、最近6月から診療方針が変わった、生活習慣病について一つ一つ解説していきます。まずは、高血圧症から。では、また。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?