インディゲームになりたいな
インディゲームになりてえな
私はフリゲを作って数十年のフリゲ老害である。
フリーゲームと聞けばホラーゲームを想像する人も少なくないと思う。
しかし私はホラゲブームの時代にちょうどフリゲを引退していたのであまり知らないのだ。
なんで引退したかというとスゴイものを作らなきゃと思って悩みすぎていたからである。
そんな自意識とコンプレックスとプライドでバキバキになっていた時期に流行り始めていたホラーゲームには当然、
「ケッ、あんなのフリゲじゃない」
と思っていた。
あ、いや、石を投げるのはまだ待ってくれ!!
当時ニコニコは全盛期を迎えようとしていた。
ゲーム実況がジャンルとして芽生え始めた時期、あのゲームはやってくる。
「青鬼」だ。
青鬼は元々はツクールのゲームとしてそこまで高い評価があったものではなかった。
少なくとも、ツクールのゲーム作者コミュニティではそうだった。(気がする、ゆめにっきは元々人気あった)
実況が盛り上がったことで初めてそのゲームが耳に、目に入ってきたのである。
ツクラーからの賞賛があったわけではない実況という世界から有名になって存在を知ったこのゲームを、私は「外」のものだと思ってしまった。
その後も数々のホラーゲームが実況で人気になる。
そのたびに「ケッ、実況で人気になるゲームなんてフリゲじゃない」と思ってしまったのであった。
実際、直接そう口にするフリゲ作者も少なくなかったのだ。
そして私はホラーゲームにあまり良くない印象を持ったままフリゲを引退し、何年後に戻ってはきたがぽっかりとホラゲブームを通り過ぎてしまったのである。
そこで今、思うことは……
いやブームん時にホラーゲーム作っておけばよかったなぁ~~~~!!!!!!
アニメ化したり、メディアミックスした作品いっぱいあんじゃん!!!!!!
超うらやまし~~~~~~~~~!!!!!!!!
これである。
作っていたとしても当時の実力では箸にも棒にもかからなかっただろうが、
「やらなかった」ことに想像以上に後悔している気持ちがあるのだ。
あとその後も自分で色々作ったり色んな事を経験して今しみじみ思うが、当時「ケッ」と思ったゲームにも作者のこだわりや人生があり、そのような作品に内も外もないのだ。
そして近年のsteam及びインディゲームブーム(と呼んだら詳しい人に怒られそう)。
少し前までは「自分には関係ない世界だな……」と思っていたがフリゲ出身の人も次々活躍しているのを見て、このホラゲブームでの後悔を思い出したのだ。売れる売れないではない、「やる」か「やらない」かなんじゃないのか。
やるしかねえ
やるなら全力でやりたいゲーム作って暴れつくさないと!!!!
と思ったのでやります。steamで有料ゲーム出し隊。
というかまあすでに作り始めてはいるんだけども。
よろしくね!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?