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ガンバ大阪2019シーズン展望

オフシーズンのガンバ

主なout
MF 泉澤 仁(ポゴニ・シュチェチン)
FW 長沢 駿(仙台)
MF 井出 遥也(山形)
DF 初瀬 亮(神戸)
DF ファビオ(未発表)
FW 一美 和成(京都) レンタル

inの目玉は現韓国代表のキムヨングォン。ファビオが退団したCBの控えとして青山にも期待がかかる。報道段階だがスペインのコンチャも楽しみ。韓国ブラジルが多かった最近の外国人枠からすると意外の一言。一方outはファビオと初瀬の退団がインパクト大。ファビオはミスもあったが2年間主力として働いていたし、初瀬は伸び悩みこそあったものの完全での放出は微妙なところ。また個人的には一美に期待していただけに移籍は残念。

2年目の監督宮本

昨年は9連勝の達成もあり今年も期待されている宮本監督ではあるが、2015~2018のJ1において、シーズン途中に就任した監督が2年目のシーズンを戦い抜いた例は石井(鹿島)、下平(柏)、大岩(鹿島)の2例しかない(𠮷田(神戸)は微妙なところ)。それを踏まえると昨年のような快進撃、というよりは対策を立てられる中で、そしてルヴァンを含めて戦い抜く中で、どれだけ勝ち点を拾っていけるか、ということのほうが重要である。宮本監督はキャンプやカンファレンスのインタビューで「よくてACL」といった趣旨の発言をしているし、昨年の試合を見ても、5バックの導入や試合中のシステム変更などを決断できる監督であるだろうから、この点に関してはそれほど心配はしていない。

「来年こそは…」

ここ数年叫ばれ続けてなお進まないのが主力(特にボランチ)の世代交代。遠藤(39)と今野(36)に全てを任せる姿ははたから見ると卒倒ものではある。もちろん彼らのパフォーマンスが良いから問題ではない、問題になっていないというのは一理あるが、彼らの控えが存在しないことが問題なのだ。もっと言えば、彼らができる仕事を仕組みとして残さないままに数年が経っていることのほうが問題である。安定してシーズンを戦い抜く、数年レベルで強いチームになるためには39歳と36歳に全てを任せるのは間違いである。矢島、市丸といった若手も遠藤とは少し持ち味が異なる選手であるため、彼らにヤットタスクを求めるのは酷であろう。高は今野と似た部分もあるがまだ3年目、あくまで今野になりうる選手として期待すべき。

今年のスカッド

すでに述べたように今のガンバは良くも悪くもボランチで全てが変わってしまうチームである。従ってポジションごとに良い選手が揃っていても全く上手くいかないということは十分あり得るし、昨年はそういうシーズンだった。が、それでもポジションごとに陣容をざっと見ていく。
FWはウィジョを軸にアデと渡邉がスタメン争い、呉屋が3番手に食い込めるかどうか、といったところ。アデはプレシーズンの調子が良いようで期待が高まる。ウィジョはさらにマークが厳しくなる中でどこまで活躍できるか。夏の海外移籍は嬉しくもあり悲しくもあるから決定まではスルーで。2列目は倉田小野瀬に中村藤本あたりと、キャラ的にも幅広い。噂のコンチャが加入すれば更に競争は厳しくなる。ボランチは遠藤今野の牙城を矢島と高がどこまで崩せるか。最終ラインは左から藤春、ヨングォン、三浦、ジェソクが基本。左は特指の黒川が控え?もしくはジェソクを回す手もあり。右は米倉田中高尾が2番手争い。米倉と田中は2列目との兼用もありそう。センターバックは3番手争いがどうなるか。U23も考えるとあと1枚あってもよさそうではある。

今シーズンの展望

ここ2シーズンの結果を考えるとまずはJ1残留を目標に。カップ戦で結果を残してタイトル取れれば最高。できれば天皇杯を優勝してACLに行きたいが、J1で最低4位以上or天皇杯優勝という結果は流石に高望みだろう。この予想が良い意味で外れることを期待したい。目指せ上位グループ!

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