高次脳機能障害のうち、失行症に関する論述
聖徳通信、神経生理心理学Ⅰの試験問題(2020年12月時点)です。評価はSでした。
解答
失行症は、体に麻痺があったり感覚がないというわけではないのに、従来獲得していた行為ができなくなる症状をもたらす。
窓を開けたり戸を閉めるというような一見簡単な行為も、長い間の経験の中で獲得された、時間や空間についての複雑に入り組んだ筋肉運動の系列から構成されている。これらの運動系列は記憶の中に組み込まれ、特に意識されることなく行われる。
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