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花相の読書紀行No.5『蜻蛉始末』

明治に生きた豪商の物語

【蜻蛉始末】/北森 鴻
明治の大阪財閥の重鎮、藤田傳三郎と影のように寄り添い支えた幼馴染の宇三郎の物語。
幕末から明治の激動の世を商人として戦ったこんな人物が居たこと、また「藤田組贋札事件」と言う史実があったことを小説を通して知りました。
心に残るラストも良かったです。
この時代を知らない私でも、本を通してより多くの出会いが出来ます。

藤田傳三郎に纏わる小説を調べたら、松本清張の「不運な名前」が見つかりました。
今度読んでみよう‼️

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