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「ちょっと気になるワイン用語」ヴァンダンジュって?

こんにちは。世界12ヶ国のワインを扱うインポーター【アルコトレード】です! 

公式Instagramアカウントの弊社の社長のアイコンでお馴染み#マックスの大冒険

定期的に投稿しているワインコラム「ちょっと気になるワイン用語」


4月上旬の投稿では「春のブドウ畑」でのブドウの生育サイクルと栽培作業、
5月下旬は「ブドウの花」
8月は「ヴェレゾン(着色期)」について
それぞれの季節のブドウ畑の様子をご紹介してきました。

花が咲いて、実がなって、色づいて…
9月から11月は収穫の時期!
そう!本日は【ヴァンダンジュ】です!


ヴァンダンジュ (Vendange)とはフランス語で「収穫」

開花から約100日後に収穫は行われると言われています。

ワイン用ブドウ品種の多くが収穫を迎えるのは、北半球では通常9月から10月頃、南半球では3月から4月頃にかけて頃になります。

栽培地域の気候風土にもよりますが「早生品種」は7月中旬から8月中旬、「晩生品種」は9月から10月ごろですね。



さてさて、ブドウが完熟したらいよいよ収穫ってなことですが

そのタイミングの見極めは、栽培者や生産者のこだわりや、造りたいワインやコンセプト、そして天気予報をにらめっこしながら熟年の目利きによって収穫日が決定されます。

台風や雨によってブドウが水っぽくなってしまったりブドウにダメージを与えてしまうので、晴天が続く時期がいいと言われています。
よってブドウの出来だけでなく、最高のタイミングで収穫されることも重要です。

ブドウ品種ごとに色付きや熟度を日々確認するだけでなく、果汁の糖度、酸、タンニンなどの量、そして病気になっていないかなどを確認しながらタイミングが決定されます。


収穫方法には大きく分けて「手摘み」と「機械」があります。
広大なワイン畑では機械によってブドウを効率的に収穫できます。
急斜面の畑や多くの高品質ワインや高級ワインは慎重に、丁寧に手摘みされています。
時間がかかりますが、人の目で細かく見極めることができます。
ブドウの状態がその後のワイン造りに影響を及ぼすため、重要視するワイナリーも多いです。


その他、よく聞く収穫にまつわるワイン用語は…

「アーリーピッキング(早摘み)」と言って、完熟する少し前に、酸が高く糖度が低いブドウを敢えて収穫したり

逆に「遅摘み(レイトハーヴェスト)」では、収穫時期を遅らせ、木の上で糖度を上げ、凝縮されたブドウ収穫し、主に甘口のワインを造ります。
ドイツ(シュペトレーゼ)やアルザス(ヴァンダンジュ・タルディヴ)のワインでよく見かけるますね。

この遅摘みワインの話題になると必ず同時に学ぶのが、貴腐菌の発生まで待つ「貴腐ワイン」から、ブドウが凍る寒い時期に収穫にされる「アイスワイン」ですね。

手作業の収穫には「房選り」と「粒選り」があります。
文字通り、房で摘むか、粒で摘むかですが、非常に手間と時間、人件費がかかり、そして見極めの経験も必要となります。
粒選りは特に収穫の時間も、収量も減るため大変高価になります。


アイスワインと言うと寒い季節の収穫ですが、近年よく聞くのは、陽が上る前の涼しい早朝の収穫や「ナイトハーベスト」という言葉。
文字通り夜に収穫することですが、ポイントは日中より気温が下がった状態であること。
日中蓄えられた糖度やアロマをキープしつつ、ブドウの温度も下がったことで傷みや汚染、酸化のリスクも下げられる効果があると言われています。

夜中の収穫…暗い中ちょっと大変ですよね。
興味がある方は海外に行かなくとも、近年日本のワイナリーでも行っているので体験してみてもいいかもです!


愛情をこめてブドウを健全に育て、収穫し、ワインになるまで大変手間暇かかってますね。
2024年のヴィンテージはどうでしょうか。
楽しみですね!
今年も美味しいワインを生産者から皆様のお手元に届けられますように!


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今夜もアルコトレードのワインに「乾杯!!🍾」

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