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パリオ五輪バスケットボール男子日本代表〜予選全敗〜

ブラジル戦が終わり、日本代表は全敗。予選敗退が決まった。
SNSを開けば、敗因について色々な意見が飛び交う。

八村の離脱。

選手の起用。

ホーバスの采配。

去年のW杯の躍進を見た日本のバスケファン、古参からにわかまで、なんだかんだ「本当にベスト8いけるかも!!」と思って期待したんだと思います。

私も大いに期待していました。

だから、今大会の結果を凄く残念に思っています。色々言いたい。

ただ、色んな敗因はあるかもしれないけれど、今大会の日本代表は去年よりも強くなっていたのは間違いないと思う。

オリンピック単位で言えば、東京の時も史上最強と言われて全敗したけど、今回のパリの全敗とは雲泥の差があると思う。

ブラジルにも、フランスにも、なんならドイツにも、勝てそうな気がしたから。

そんな「勝てそうな気がした。」理由は、選手が本当に最後まで迷わず、諦めず、日本のやるべきプレー、「日本のスタイル」を遂行し続けていたから。

初めて日本代表の試合を、ちゃんと見たのはいつの頃だろう?

テレビで日本代表の試合を、ちゃんと見たのは、確か地上波で1998年のユニバーシアード、2006年の世界選手権、北京予選あたりからケーブルテレビで予選も毎試合見れるようになったかな?

佐古、長谷川、折茂、古田、髙橋マイケルが90年代。

柏木、五十嵐、川村、竹内兄弟、網野、桜井あたりが00年代。

00年代のメンバーを中心に山田、広瀬、石崎、太田が加わったのが10年代前半ごろかな?

とにかく、90年代〜10年代前半に至るまで、日本代表はじりじりとガラパゴス的に世界のバスケの成長から残されて行っていた印象があった。

2000年のシドニーあたりから世界の舞台はアメリカだけのものではなくなり、2004年、2006年にNBA選手を派遣しながら優勝を逃している。それは、世界のバスケのレベルが上がったから。
NBAにもノビツキー(ドイツ)、ストイヤコビッチ(旧・ユーゴ)パーカー(フランス)、ジノビリ(アルゼンチン)、ガソル(スペイン)、バレア(プエルトリコ)、ガリナリ(イタリア)、ミルズ(オーストラリア)ヤオ(中国)といった選手が00年代にNBAで普通に活躍をし出した時代だった。更に、彼らのバスケットボールのバックグラウンドはあくまで自国での育成の賜物で、その頃には、既に、世界は育成世代から世界で戦える人材の育成に成功していた。(パティ・ミルズだけオーストラリアスポーツ研究所からNCAAセントメリー大大出身だったかな?)


日本は、その頃、リーグが分裂、FIBAから制裁を受けるに至った。
バスケのレベルは停滞どころか、後退していた。

何が言いたいかというと、日本代表が世界の舞台で勝てるかもしれないなんて期待を持って見たことなんてなかったし、もっと言えば日本のバスケにスタイルなんてなかった。

それが、ホーバス就任後に、日本代表にスタイルを与え、それを体現する選手が現れ、東京五輪の2年後、あのW杯。

たった2年…。凄くない?上で書いたようにザックリ20年ぐらい世界で、いやアジアでも弱小国になりつつあった日本が2年で、ここまで来た。凄くない?

ほんで、何?河村、富永がエグジビット10でNBAのキャンプに呼ばれてる?

パリ五輪は残念な結果になったけど、まだまだ日本代表に対してワクワクしかしていない。

あと、途中離脱になったしまった八村。きっと、彼も今大会で日本代表で、もっとプレーしたくなったと思う。楽しかったと思う。

次は2027年のW杯カタール大会!その前の予選も!楽しみやなー!
そして、2028年ロス五輪!!どんどん強くなれ!日本代表!
この時代の日本バスケを見れて幸せです。

ありがとう!バスケットボール男子日本代表!

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