シェア
麻布十番駅のエスカレーターを上がる。洗練された街並みが横たわっていた。 カフェの前で背の…
街が弱々しく暗がり始めた頃。 高橋さんが晴れ晴れと現れ、川沿いを導かれながら自宅へお邪魔…
まだ冬の寒さを残す春先。 赤坂の釣り堀で、いおりさんと村松とだらだらと空き時間を楽しむ。…
春のぬるい風に吹かれながら、恵比寿駅の東口の線路沿いで、にゃんぞぬデシと待ち合わせる。 …
春の柔らかい陽射しとは裏腹に、寒さが残る3月の下北沢。 日曜の午後を鳥山さんと2人、のらり…
金曜の夜。途切れることなく人が行き交う新宿東口。アルタ前。 黒いバケットハットを乗っけた…
夜の薄暗さを忘れさせるように、無差別にネオンを灯す新宿西口。 その中で、本来の陰りを少し喚起させてくれる裏通り、思い出横丁。 「出前一丁」が入った紙袋を手に提げた、ロケ終わりの信子さんと並んで、小刻みに足を運ぶ。 紙袋がぺしぺしと小さく音を立てていた。 この袋麺は後にいただくことになる。 細い道を進みながら、「あんまりお腹空いてないけど」「とりあえず飲みたい」と正直な言葉を次々と口に出す。道を隔てて、歌謡曲の弾き語りが聞こえた。 建ち並ぶお店を見渡し、「牛タン」という名前に
3月5日。R-1グランプリ決勝翌日。 まだ寒さは停滞していたが、春をほのめかす淡い陽射しが、下…
地下鉄の駅を降りて、飲食店の灯りを追い越していく。 少しずつ閑静になっていく街並みに、物…
西武新宿駅で村松と待ち合わせる。 ひんやりした空気に身震いする21時。 時間通り改札に向かう…
一日の最初の光を悟りながら、囲炉裏の匂いに引き込まれていく。 障子越しにこぼれてくる朝日…
磐越西線で郡山駅から猪苗代駅に。 線路からホームまで、一面が純白に塗られ、くすみのない澄…
新宿。歌舞伎町。 大寒波の歓楽街を根本さん、いや、こんぽんと歩く。 今にも凍えそうに縮まる…
影も気取り出す、夕方。人通りが増える阿佐ヶ谷駅。 横断歩道を渡り、目に入る円形の屋根をくぐらずに、中杉通りのケヤキ道に浸った水たまりを跨ぐ。 一つ一つの木々を見残し、ガードパイプの下に目を落とす。ハルに助けられた黒猫が隠れていた草むら。 トラックが平和に通り過ぎる。 緑を背にして、やはり高い天井の下の道へ。 立ち並ぶ多様なお店を眺めながらパールセンターをゆっくりと進んでいく。 グレン・ミラーが15年かかった真珠の首飾り。ユーミンがベッドの下に捨てた真珠のピアス。 店内の光沢