昔の記憶を懐かしむことが多くなった

親との連絡をシャットアウトしてから、実家で暮らしていた時の記憶を思い出すことが増えた。

私が小学生の頃、誕生日プレゼント何がいい？と聞かれたので、ハムスター飼いたい！と言って、地元の小さいペットショップでジャンガリアンハムスターを買ってもらった。

家にあったグレーの小さい箱にハムスターを入れて家まで連れて帰った。

私が欲しいと言ったのに世話は親が全部してくれた。私はハムスターがかわいくて好きなのに、動物が怖くて触れないという矛盾があった（いきなり噛んできそうで怖い）。

私は虫がものすごく苦手だけど、ハムスターはミルワームというキモい芋虫みたいなのが好きで、親が買ってきてハムスターにあげてた。たまに床にミルワームが落ちてて気持ち悪くて死ぬかと思った。ひまわりの種とかニンジンを食べるんだろうなーという幻想は崩れた。

よく玄関にカマキリがいて、私は遭遇するたびに木の枝を探して必死でどかしていたけど、親は「あ〜このカマキリは茶色くて小さいね〜あらあら」とかわいがって手づかみで逃してあげるようなことができる人だった。玄関にカマキリがいた時、「ハムちゃんはカマキリも食べるよ」と言ってカマキリをつかまえてくれた。ハムスターがカマキリ食べてるのがすごい怖かった。

一度、割とデカめのカマキリを親が連れてきて、虫かごでハムスターと対決させてて、カマキリとハムスターが格闘してた。ハムスターが勝った。

ハムスターに子供が生まれ、ニックネームがハムちゃんから親ハムになった。子供は子ハム。

親ハムと子ハムが喧嘩した時、親が仲裁したらハムスターに指を噛まれて血が出てしまったことがあった。私がオロオロして何もできなかったけど親は大丈夫！と言って指を舐めてた。

こういう対応力がなきゃペットを飼うのは難しい。