その売上はお金になりますか?

おはようございます。
私が思っていることを上手く表現してくれている記事をご紹介↓

日本企業の「哀れな売上至上主義」をなぜ誰も止めない
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200309-00025907-gonline-bus_all&p=1

稲盛和夫さんの本を読んでいると、

「売上最大、経費最小」

という言葉がよく出てきます。
利益を最大化するという意味なのですが
「売上最大」という表現が、なんとなく「売上ありき」のように思えて、長らく合点がいかずにいたのですが、読み違えがあることに気が付きました。

当然ですが赤字受注などもってのほかで、自社が利益を出し、顧客が納得する値決めがあっての売上だということです。
すべて本に書いてありますが、我ながら理解が浅いですね(-_-;
情報が血肉になっていない証拠です。
また「経費」を一般管理費を捉えてしまっていましたが、仕入も経費です。
ウチのようなリサイクル業では仕入の「値決め」がキモで、上げれば顧客は喜びますが、ウチは利益がなくなり、よいサービスを提供できなくなってしまいます。継続もできません。
また京セラでは資材等の購入は「当座買い」が基本です。
大量購入で購入単価を下げる、という手法もありますが、資材が相場ものであれば、
相場下落に伴い「高値づかみ」になります。
またダダクサに浪費してしまう、なんてことも
あります。実体験としてよく分かります。

※ダダクサ・・・モノを大切に扱わないこと(名古屋弁)

当たり前の内容に思われるかもしれません。
しかし会社の業績が悪くなると、とかく
「売上」が欲しいという心理状況になりやすいと思います。
支払能力のない相手にモノやサービスを売って大損をこく、ということになってはいけません。

ちゃんとお支払いいただける相手に売らないと大変なことになります。

支払わないことを前提にモノを買いたいと言ってくる輩が世の中にいます。売っていい相手かどうか見極めることは大事です。

目先の売上の数字に目を奪われずに。

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