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闇金ウシジマくんの世界と自分

闇金ウシジマくんを読み始めました。
読破までかなり時間がかかりそうですが、漫画の中のストーリーや登場人物が、自分の経験とは、あまりにもかけ離れているように思うものの、自分にも共通するところがあるかも?と考えさせらます。
闇金ウシジマくんのストーリーはもちろんフィクションだと思いますし、大袈裟に描かれている部分もあると思いますが、おそらく実話をモチーフにしているのではないかと思います。

たとえば、一見、傍若無人なヤンキーたちが大人になっても、地元の先輩を異様に恐れている、といったシーンがあります。
私が考えるよりも力関係や序列といったものの支配力が強いのだと思います。
嫌なら付き合わなければいいし、別の場所に身を移すことも可能だと思うのですが、なぜかそうはならないですね。
理性よりも本能が勝る状況では、自分の世界が固定化されてしまうことは確かにあります。
ウシジマくんの世界のように暴力を受けることはなくても、その場の雰囲気や、会社での上下関係、社会的な役割や立場により、精神的に追い詰められて逃げられなくなります。
別の場所から見ている人からすれば、
「逃げればいいのに」
「やめればいいのに」
と他者視点ではシンプルに思うのですが、意外とそうはいきません。
ウシジマくんの世界では逃げても追っかけてきますからね。怖いですね。

またついつい欲望にはまり込んで
「今回で最後」
といって、いつまでもホストに狂って借金しまくる人、フーゾクにはまり込む人がよく出てきます。
見栄で高い服を買い続ける、儲け話にのって情報商材を買い続ける、なんてのもよくあります。
人の話だとバカにできますが、実際、世の中にこうした落とし穴はたくさんあると思います。
私も会社経営をしていて、オフィスをリフォームしたり、設備を導入したり、お金を使う名目はたくさんあります。
しかも恐ろしいのは
「設備投資」
「先行投資」
という大義名分が成り立ってしまうことです。
本当に投資として回収できるのか?
見込みは甘くないか?
勢いだけで買おうとしていないか?
自分自身に問いかけたときに、不安を感じることもあります。
そうかといってリスクを取らずに、現状維持では衰退していってしまいます。
一歩間違えれば、ウシジマくんの登場人物のように闇に落ちてしまうことは誰しもあると思います。
極端なストーリーのように思いつつ、現実に様々な事件も日々起きています。
ウシジマくんを読んでいると、気持ちがネガティブになってきますが、他山の石として受け止め、真っ当にコツコツと仕事をしていこうと思います。

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