映画オールタイムベスト100


現在24歳。作ってみたかったからなんとなくやってみた。明確に順位をつけるのが難しかったので割とテキトーです

100 ドライヴ

俺の昔のゲーム友達のお気にいりだった作品。初めて見たときはフワフワしていて面白いという印象はなかったがしばらくしたらまた見たくなってくる不思議な作品だ。

99 Grey Gurdens

高級住宅街のボロ屋敷に住む老いた親子のドキュメンタリー。延々とくだらない過去のことで言い合いになっている、自分の母と祖母を思いだしとても懐かしい気持ちになった。お互いに話をあまり聞く気がないところもそっくりだ。これをみているとなんだか心が安らぐ気がする

98 アメリカンサイコ


ギャグセン満点。モーニングルーティンと名刺交換会は映画史に残る名シーンだと勝手に思っている

97 裸のジャングル

ただひたすらに逃げるだけの映画なのだがひたすらに面白い。現代だったらアウトだろ〜みたいな描写もバリバリでてくる。フィルムに生命の荒々しい躍動が焼き付いている

96 レネットとミラベル

エリック・ロメールは緑の光線を撮り終えてすぐにこれを撮り始めたらしい。たしかに青い時間を体験するくだりなど少し似ている。しかし都会の話では一転コメディ色が強くなっておりこれがまた面白い。あとこれが16mmで撮られたというのが驚きだ。望遠を推す人が周りには多いが(実際にいい画になるけど)撮り方次第で広角で撮ってもいい画は撮れるのだな。

95 ザ・プレイヤー

ショーシャンクのときは気づかなかったのだがティム・ロビンスがめちゃくちゃでかい。身長195cmもあるらしい。モーガン・フリーマンもでかいからわからなかったんだな。この映画でティム・ロビンスはでかすぎて子供達に囲まれる保育士みたいになっている

94 アウトロウ

クリントイーストウッドが犬に紙タバコのタンカスを吐きつけるっていうそれだけで面白い。そんな男がインディアンやらをドラクエみたいに引き連れて旅していくのはなんともシュール。ロケーションもよい。

93 Tokyoeyes

外国からみた東京とでも言うのか。かっこいいけどどこか抜けてる。俳優の演技が棒すぎるがあえて少し外した展開とマッチして独特のテンポが生まれていて心地よい。主演の武田真治?って人をかっこいいと言ってる人がいるがちょっとその感覚はわからない

92 ガンモ

ピンクフラミンゴを超える汚い映画はこれだ。泥水のような風呂に浸かりスパゲティを食べながらシャンプーをする。スパゲティにシャンプー入るやん…と見てるこっちはおもってしまう。そんな状況でご飯食べる意味はなに?そんなに時間に切羽詰まってるわけでもないのに…私はなぜかこの作品で子供の頃を思い出す

91 旅立ちの時

この映画の中のリヴァーは映画史に残るイケメン具合かもしれない。親の負債を引き継ぐ子供達。ハッピーなんだか切ないのだかこのエンドには妙な気持ちになる

90 ノロイ

小学生の頃これをみて当時はモキュメンタリーという存在を知らなかったのでかなり本気にしてビビりまくっていた。今見ると笑いあり恐怖ありでとても面白い。白石監督のセンスが爆発している一本

89 マンディンゴ

親父の家にいったら町山智浩の映画セレクションみたいな番組で流れてきて見た作品。リウマチを治すために奴隷の子供の腹を足の踏み台にしたり一度見たら忘れられない描写が多くある。なんだか心にひっかかる映画だ

88 チャンス

最初の家から追い出されるシークエンスは悲しくなるがその後の展開はゲラゲラ笑った。後半は正直やりすぎな気もするのだがそれを差し置いても最高な作品だ。

87 狼たちの午後

ポンコツ野郎どもの強盗もの。決して褒められた行為ではないが彼らの境遇や情けなさを見てると同情してしまうと同時に滑稽で笑けてくる。

86 アンダーザスキン 種の捕食

地球に墜落した美女に擬態した宇宙人が男を次々喰らっていくというあらすじだけだとB級の映画だが実験的で風変わりな作品となっている。洒落た映像と大したことない会話だけでなぜか魅入ってしまう不思議な魅力をもっている

85 アデルブルーは熱い色

3時間ある大作だがするすると見れてしまう
ヒリヒリした恋愛に当時小僧だった私は大打撃を食らってしまった。割りと誰にでもおすすめできる作品だと思う。長いけどね

84 The First SLAMDUNK

スラムダンクの内容を覚えていないから全く期待せずに劇場に足を運んだがこれがとんでもない傑作だった。バスケのリアルで尚且つめちゃくちゃかっこいい映像に痺れまくりだ。バスケ好きには絶対にみてほしい。アニメで(実写ですら)あっ今の上手いなって感じることは中々ない体験

85 柔らかい殻

美しい映像に地獄のような展開はサーモンとアボカドのような黄金コンビである。若き日のヴィゴ・モーテンセンは美しい。

82 ジェリー

キャピキャピ遊んでいたら遭難してしまった系映画。アメリカの荒野のデカさに圧倒される。俺も海外旅行で大自然を満喫したい。でかい岩から降りれなくなるくだりが好きすぎる。

81 アンドレイ・ルブリョフ

前半の話は割りと退屈なのだが親父の稼業を継いだなんの経験もない子供が鐘を作らされるところから一気に面白くなる。

80 グリード

金の亡者ははたからみてると、もうやめときぃ!と声をかけたくなるが実際自分もこんな境遇になったら…と考えてしまいます。お金はいくらあっても足りません。そんなことが身に染みる映画です。過剰な欲望は身を滅ぼす

79 ラブストリーム

自分大好き人間たちの生き様?を描いた笑いあり涙ありの傑作。序盤からクソダル人間臭をプンプンと臭わせてるカサヴェテスとジーナ・ローランズ。実にいい。この二人にはカウンセリングによる治療が必要だ

78 ツイン・ピークス ローラ・パーマーの最後の7日間

ジャンルはホラーではない(本当にそうかな?)が今までみた映画の中で最も怖い映画であった。TV版を視聴したあとにみることを強くすすめる。車の中で親父と会話するシーンは心臓が爆発する寸前だった

77 コララインとボタンの魔女

極上のストップモーションアニメ。キャラもかわいいしアニメーションもいい、世界観も唯一無二で素敵だ。子供にみせたらトラウマになりそうだがちっこい子供に見せたい。

76 リアルスティール

小学生(4〜5年生くらいだったと思うが)の頃家族となにかの帰りに映画館に寄ってみた。俺は疲れててあまり乗り気じゃなかったが終わった後面白すぎて大興奮だった。今では美しい思い出の一つでたぶん俺が映画を好きになった要因の一つ

75 ベニーズビデオ

クソガキがノリで人を殺して恐怖に震える。ハネケは重い話をとてもドライに撮る。どこかブレッソン風味を感じる

74 パララックス・ビュー

陰謀に立ち向かうというお話。アランJパクラの中では割と楽しめの映画となっている。
なにより映像が一級品でさすがといったところか。陰謀論というのは何かと見下されがちだがこういう話は私は割と好きなんだ

73 ロックストック&トゥー・スモーキング・バレルズ

綿密に練り込まれた脚本でとんでもなくくだらない話をやる。それがこの映画の良さ

72 恋のゆくえ

この作品をみると自分がなんだか大人になった気がするものです。余裕から醸し出される色気というか…演出もとても洒落ている。

71 運び屋

じいが麻薬の運び屋となる。タイトルそのまんまですね。最初はビビり散らかしていたがその貰える報酬に目が眩み…メキシコマフィアのパーティーに出席しメキシコ美女二人と一晩過ごしたと思ったら若い警官に向かって家族を大事にしろと説くというじいの破天荒っぷり。90歳を超えてこんな映画をとれるイーストウッドに感服した。この映画のメッセージは家族を大事にしろ、ではなくて目先の欲望を叶えた先にあるものは自分の求めるものではない、ということではないかなと私は見た

70 サンライズ

泣ける映画とはこの映画のことをいう。みんな大好きな教会のシーンで俺も涙がこぼれた。少しだけね。過ちを犯してしまった人間の後悔や贖罪の感情を映し出す演出は素晴らしい。でも実は話自体はそんなに好きではないのである。古典バイアスがかかって評価が高くなっていることは否定しきれない

69 ブレインデッド

全ての映画の中でも3本に指に入るぐらいの血飛沫の量だろう。もう何が起こってるか分からなくなるほどの血液が画面中に飛び散る。しかしゴア描写が凄まじいがこれはホラーではなくコメディである。私はこれをみて笑いすぎて息ができなくなった

68 レ・ミゼラブル(2019)


クリスの人間味溢れるうざさ、いるんだよねこういうやつ。怖い人しか出てこない。ラジ・リの映画をみてるとみんなちょっと意見の対立があっただけですぐ怒鳴りだすがこれがフランスでは普通なのだろうか?俺は日本の中でも声小さいほうだからまともに会話すらできないだろうな

67 インテリア

完璧な母親とその子供達(3人姉妹)の話なのだがこの姉妹達が私の親の姉妹に性格がそっくりすぎて面白い。ちなみにうちのおかんが一番上の姉だ。親戚みんなで集まった時に大人たちがバチバチに口論し始めるあの気まずさが懐かしい

66 リトル・ダンサー

懸命に努力する姿は素晴らしい。これは誰が見ても面白いであろう。王道だが周りから反対されてもひたむきに頑張る姿に心打たれる人はたくさんいるであろう

65 ザ・セル

独特すぎる世界観に魅了される。悪夢の映像表現がすばらしい。ジェニファー・ロペスが女優業をしていたことを初めてこの映画で知った

64 バック・トゥ・ザ・フューチャー

名作中の名作。説明は不要であろう。

63 宇宙人ポール

DVDのパッケージと言いタイトルと言いとんでもなくつまらなそうなんだがそこからは信じられないほどおもしろかった。映画館で、というよりは家でゆったりしながらみたい映画だ。スナックとジュースを手にして、そういう時間が必要な時もあるんだ。それが毎日じゃ困っちゃうけどね

62 麻雀放浪記

TSUTAYAでたまには邦画でも見るかとてきとうに選んだ作品がこれだった。映画とは期待せずにみたほうが楽しめることが多い。戦後日本でギャンブルに取り憑かれたろくでなし共。ろくでなしはどうしてこうも面白いのか。見た目はそこらへんのじいなのにでめとくの貫禄が凄まじい

63 シティ・オブ・ゴッド

エンタメ性抜群のブラジルギャング映画。主人公が彼女寝取られたのあっさり納得しててほんまにええんか…?ってなった高校生時代。懐かしいですね

60 フィフスエレメント

映画にハマり始めた中3の当時親から面白いよって教えてもらいTSUTAYAから借りてきた作品。オチはくだらんがまあおもろい。家族みんなで楽しんだよ、子供の頃に見ていなければハマらなかっただろうけどいい思い出だ

59 グッドウィルハンティング

心に刺さる名作だ。見たことある人も多いのではないかと思う。良い脚本、映像、エリオット・スミス。つまらないはずがない。ベン・アフレックがアホだけどいいやつなんだ。俺も親友に対してはこうありたい

58 トゥルーグリット

コーエン兄弟が撮る西部劇。笑いありグロありの傑作だ。主演のヘイリー・スタインフェルドという女優は個人的に好きな女優の一人だ。生意気だが憎めない子供の役がとても上手。ジェフ・ブリッジスとマット・デイモンのパン撃ち比べはちゃんちゃらおかしい

57 トップガン マーヴェリック

映画館のIMAXで視聴した。前作のトップガンは対して面白いと思わなかったのであまり見る気はなかったのだがあまりに評価が高かったので劇場に足を運ぶ。席が埋まっていたので仕方なく最前列に…しかしそれが逆に視界いっぱいに画面が広がり臨場感たっぷりで最高であった。前作もみていない人もトップガン大好きなおっさん達も面白いであろう構成はうまいなと思ったり。ドラマもいいがなによりアクションがとんでもなくかっこいい。人間ってのは速いものが好きなのか?戦闘機が超速で走っているだけ面白いのはなぜなんだ。映画館でみたから興奮したけどもしかしたら家で見たらしょうもない映画なんじゃないのかな…

56 スタンド・バイ・ミー

初見は中学1年生の頃に英語の授業でみた。今思えばスタンド・バイ・ミーをみせてくれるなんていい先生だ。小6のときの担任はライフイズビューティフルをみせてくれた。その先生もとても良い先生であった。ちなみに中学生当時この映画の主人公(ウィル・ウィートンのほうね)に似てると友達に言われて当時は細身だとからかわれたと思ったが今思えば褒め言葉なのかも知れない

55 バタリアン

笑える系ゾンビ映画の頂点に君臨すると勝手に思っている。こういうゾンビ映画を見ていると妙に心が落ち着くんだ。俺は冒頭の新人に仕事を説明するシーンが好きだったりする。ゾンビ好きなら絶対にみておけ!!

54 コカ・コーラキッド

マジでこの監督どういう感性してるんだろうとみてると思うのだがこれが面白いのだから困ったものだ。地味に演出がおしゃれだ。そしてグレタ・スカッキはいい女優だ。ザ・プレイヤーで浮気女として出演しているのを見たときは今カノのが良いじゃん?なんで浮気するのと思ったがこの作品では妙に色っぽくてなにか心の中で納得してしまった。


53 スパイダーバース

マジで最高のスパイダーマン。アニメ表現に革命を与えた…らしい。3Dのことはようわからんがまあめたくそにかっこいいのは間違いない。ワクワクが半端ない、やっぱ映画ってこうでなくっちゃ!!

52 少年は残酷な弓を射る

最悪の邦題だが映画の出来は素晴らしい。この映画でティルダ・スウィントンを知った。子供の教育というのは難しい。私に子供はおらんが頭の中で子供の教育のシュミレーションをしていつも失敗する。

51 ロードオブドッグタウン

中学生の頃夢中になってPS3のSkate2というゲームで遊んでいた。父親もなんかスケボーとか好きだしおかんもヒッピーみたいな人間だしこういう映画に出てくるような文化圏が昔から好きだった。そりゃこの映画も好きになるだろう、今はヒッピー文化好きじゃないんだけど。しかし雰囲気だけじゃない。物語も抜群にいいんだ。子供時代に尊敬してた兄貴分が借金まみれのダメ男だったり才能ある友達が落ちぶれてたり…でもなにか頑張ろうって思わせてくれる傑作だ

50 ミツバチのささやき

よく映像が良い作品に対して絵画のようだという比喩表現が使われるが深い陰影に暖かい黄金色がかった光で照らされた映像はまさしく絵画のようなこの上なく美しい映像であった。これが映画館で見れてよかった。一緒に行った同期は少し退屈そうで体をそわそわさせていたが

49 25時

現実には自分の力じゃどうにもならない瞬間ってのがあるもんだ。歯車一つ狂うだけで人生ぶっ飛んじまうことだってあるし好転することもある。案外それは些細なことがきっかけだったりするんだ。
俺はこの映画のラストが好きだ。

48 リロ&スティッチ

ちっこい頃によく見てた。両親を亡くした姉と妹の物語なわけだがまだ未熟な親と子の関係にも似ていて中々おもしろい。

47 キングオブコメディ

笑えるけどとても怖い。自分に才能があると過信するのもよくないし才能がないと言い訳にするのもよくない。怖いところはある程度道を突き進まないと自分に才能があるのかないのかわからないところだ。明らかに適性がないのは別にして地道に自分を信じてやり続けるしかないのだ。本作の主人公ルパートパプキン34歳はコメディアンを目指して様々な行動を起こすが…彼はバカなのかそれともツキが無いのか…これは難しい問題である

46 早春

誰かがこの映画のことを童貞大暴走と言っていたがこれほど簡潔にこの映画を説明した言葉はないだろう。おしゃれ映画の皮をかぶったイカレギャグ映画。すごいイケメンだが好きな人への距離感がバグってキモい犯罪男になってしまった青年の物語

45 バンブルビー

ロボットでガチンコファイトだ!って映画ではなくあくまで少女とバンブルビーの友情物語となっている。そして敵キャラのロボデザインがよい。まあけっこう無難な内容ではあるんだがそれがいいんだよ。

44 スケアクロウ

アメリカン・ニューシネマの傑作だ。全体的に軽くて笑える映画なのだが現実の残酷さに打ちのめされる。映画的な甘い結末が待っているとは必ずしも限らんもんだ

43 ブギーナイツ

ちんがでかいだけの男がポルノスターとして成り上がり調子に乗る話。

42 ありふれた事件

主人公はサイコパスだがお調子者でお笑いとスリラーのギャップがいい。ずっとボケた事を言っていて面白い。好きなセリフ「俺は才能がないから楽器を変えた。(銃を指差し)この金管楽器にな〜ハッハッハッハ」

41 セッション

スポ根ジャズ映画。中学生の頃の部活を思い出し若干嫌な気持ちになったのだがそんなのも吹き飛ぶくらい面白い。個人的には誰にでも進められる安定しておもしろい映画の一つ
フレッチャーは人間として低俗

40 エイリアン

エイリアンをデザインしたギーガーは天才だ。こんなにインパクトに残りかっこよくてかつ不気味なクリーチャーは他にみたことがない。もちろん映画としての完成度も高く前半和やかだった船内が地獄へと変貌していく様に目が離せない。

39 ロンドグッド・バイ

アパートのとなりの部屋の女の子たちが全裸でヨガやってたりわけわからん描写がたくさんある。一応ミステリーのたぐいだと思うのだがあらゆる場面が滑稽すぎてそれどころではない。主人公の声が今まで聞いたことないくらい渋い

38 コヤニスカッツィ

キマりまくった映像と壮大な音楽だけでみせきる。めちゃくちゃ色んな作品(映画に限らず)に影響与えてるんじゃないかと思う

37 東京ゴッドファーザーズ

個人的今敏最高傑作。今敏はアニメが好きになったきっかけの人でもある。今敏の中で最もわかりやすく面白いと思う。絵の表現が豊かで良い。今敏作品は凄腕アニメーターがいつも集っているので目の保養になってよい

36 アルタード・ステーツ 未知への挑戦

この世の中で最も笑える映画の一つ。猿人になるシーンは声を出してゲラゲラ笑った。一応SFなのだが普通のSFとは全く違う方向にぶっ飛びまくった映画だ

35 インターステラー

シンプルにわかりやすくて泣ける。音楽もいい。これを鑑賞したのが中学生だったというのもあるだろう。当時はこの映画を超えるものはないと思ったし映画館で見なかったのを非常に後悔している。ノーラン好きだったのに金ケチったんだ…俺さ
追記 大人になって新宿のトーヨコの隣のビルの映画館で見直したが当時ほどの感動はなかった。そして愛の押し売りみたいのが鼻について少し残念だった。たしかに愛は人にとって重要なものだがそれが万能というか最も尊いものという風に扱われるとなにか納得いかない。

34 エレファント

コロンバイン高校銃乱射事件を題材にした有名な作品だがとても変わった作風だ。初めて見たときはあまりの衝撃に度肝を抜かれた。ストーリーというストーリーはあまりない。セリフなどがすべてアドリブらしく非常に生生しくなっている。ちなみにこのジャケの美人の子はほとんどでてこない

33 風の谷のナウシカ

宮崎駿の作品は基本的に全部好きだがその中でもこの作品が一番好き。 環境問題に対する強いメッセージ性、こんな世界になっても人間は争いをやめることができないのだという駿の思想が色濃くでている。昔職場の友達に好きなアニメのキャラをクシャナと答えたらドMやんwと笑われた

32 ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー

この映画、予告見る限り全然面白そうじゃなくてTSUTAYAで旧作になってから借りに行って母と姉とで観たんだがみんな笑いすぎて食事が手についていなかった。2作目が上映したときはすぐさまみんなで見に行った。みんなキャラが立っているしめちゃくちゃ笑える。音楽も最高!コレ以上映画に何を求めるのか?

31 ホーリーマウンテン


画面に常になんかしらの公共の場で出してはいけないような何かが映っている。それなのに下品な映像というわけではなくめちゃくちゃかっこよく撮られている。話はまあ魔術修行みたいな話だ。ホドロフスキーってサイケ大好きなんだなって感じ。一度みたら目に焼き付いて離れないシーンの連続に熱狂した

30 荒野の千鳥足

ビールがぶがぶ飲む映画。俺もジョッキでなんの気兼ねもなくぬるいビールがぶがぶ飲んでみてぇ…飲酒とギャンブルはほどほどに!この主演の人がブルゾンちえみのWithBの片方にとても似てるのだが誰も共感してくれん

29 ペーパーチェイス

勉強映画。人間関係の葛藤などが丁寧に描かれている。そして実力社会の厳しさも。もう一つがゴードンウィリスの画面。これが素晴らしい

28 ノーカントリー

現代の西部劇?なのかな。でかい哺乳瓶みたいなサイレンサーつけたショットガンと牛の屠殺用のボルト?を装備した最強の殺し屋に追いかけられるスリラー。しかし静謐な演出のかっこよさに痺れる。原作者はコーマック・マッカーシー。そりゃ面白いわけだ
コーマック・マッカーシーのブラッディメリディアンという小説は俺が今まで読んだ小説の中で最も好きなものだ

27 ストーカー

ああ、この映画は魅力を説明するのがとても難しい。好きな人は好き。そうでないなら虚無の2時間半になるだろう。感覚でいえば風でゆらゆらしている草を眺めている感覚に近い。これを書いていて高校の頃窓辺の席でずっと風で揺れる木を眺めていたら怒られたことがあるのを思い出した

26 ミラベルと魔法の家

エンターテイメント性に満ち溢れたディズニーの傑作ミュージカルだ。正直なところ予告編では酷くつまらなそうで冴えない印象だったが劇場に足を運んだ。勘で見ておかなければならないと感じたから。結果大正解。個人的ディズニー史上最高の音楽に加えて優れた脚本、アニメーション。オチに少々不満はあるが大好きな作品となった

25 悪魔のいけにえ

今まで会ってきた私の狭い人間関係の中から出した結論の一つにホラー映画好きは怖い映画を求めてることには違いないのだが大抵ホラー映画を本気で怖がっていない。ホラー映画を怖いと思わない人間しかホラー映画を好まないのだ。違うか?ホラー映画を怖い怖いと口では言っていても本気で怖がってるやつを私は見たことがない。ホラー映画を本気で怖がる人間はホラー映画を嫌う傾向がある。そんな俺もホラー映画を怖いと思うことなどないに等しいが私はこの映画を初めて見たときは怖かった。レザーフェイスが現れたときの映画らしくないたまたま殺人現場を見かけてしまったような生生しさ。妙にリアルに感じて怖かった。本作の殺人鬼たちは残虐だがそれと同時にまぬけだ。そのズレが殺人鬼の人間味やリアルさを醸し出させている

24 さらばわが愛覇王別姫

まさに大作映画という感じでござる。そして噂に違わぬ面白さ。大衆の価値観というものが如何に脆いかがわかる。ほとんどの人は信念などない。流れに身を任せるだけだ。
二枚目俳優として大層人気な本作の主演レスリー・チャンであるが正直な話私としてはレスリー・チャンの顔は好きでない

23 AKIRA

アニメーターのバイブル。大友は漫画界だけでなくアニメ業界にも多大な影響をもたらしたのだろう。かっこいいとかそういう言葉だけではくくれない底知れぬ魅力がある。今ではすっかりレジェンドの凄腕アニメーターたちが若手の時に集った作品である

22 許されざるもの

勧善懲悪じゃなくなったとかなんとかで西部劇を終わらせた作品らしい。映画史のことは詳しくないのでよくわからないがめちゃくちゃ面白いのはたしか。老いぼれた元荒くれ者にイキりまくりのチキンな若者

21 地獄の黙示録

この映画はとてもエネルギーに満ち溢れている。初鑑賞時圧倒された。それ以外の言葉では言い表しようもない。

20 第7の封印

素晴らしすぎる映像、コントラストの強い画面にメロメロじゃ。そしてこの映画、とても楽しい。俺が小学生のときに愛したダレン・シャンの著作デモナータはこの映画を参考にしてるに違いない。どちらも見た(読んだ)人はわかるだろう

19 ゴッドファーザー


あまり映画見ない人にも映画好きにも評論家にも評価されてる作品。役者も一流で画面の出来が素晴らしく良い。脚本もよくできている。非の打ち所がない、皆に好かれてるのも頷ける作品だ。この映画は俺が最も好きな画面の一つだ、この重厚感溢れる静謐な画作りがたまらない

18 抵抗 レジスタンス 死刑囚の手記

元祖ASMR(嘘である)。細かい演出の積み重ね、ここまでドキドキさせるのはさすがである。ブレッソンは天才かもしれない。母親と一緒に見たんだけど母がみんな同じ水使って顔洗ってるの汚くて見てられないと言っていた

17 死霊のはらわた

このどうしようもないホラー映画はもはや芸術の域に達している。美しすぎる。話はとてもシンプルなのだが熱量が凄まじい、こういう異常な程のエネルギーを内包している映画はどんなジャンルであれ非常に面白い

16 シュトロツェクの不思議な旅

辛いのに笑えるという絶妙なバランス。おバカなブルーノが一番現実を見ているという皮肉。そして家の競売シーンの破壊力たるや、そして凄まじいラスト。楽園などどこにもないのだ

15 マッドマックス 怒りのデスロード

最強のアクション映画。序盤からフルスロットルで進行していく。余計な説明などいらないのだということをひしひしと感じる。ユニバとかにマッドマックスのアトラクションできないかな

14 マイライフ・アズ・ア・ドッグ

鑑賞後幸せな気持ちになる、こんなに優しい作品が他にあるだろうか。あまりにも平和、豊かな生活というのはこういうことを言うのだろう。もちろん辛いことは生きている限りある。犬や人の死だったり…でも絶望ではない。支えてくれる共同体があれば

13 ロード・オブ・ザ・リング三部作

子供の頃から大好きだった。他の大作ファンタジー映画というとハリーポッターとスターウォーズなどがあるがロード・オブ・ザ・リングがダークで一番好きだ、ワクワク感が尋常ではない。4歳位のころ誕生日になぜかゴラムの人形をねだったのだがその人形リアルで怖すぎて寝られなくなったという過去がある

12 ビフォアトリロジー

この三部作を見たのは恋愛も何も知らない高校生の時だった。サンライズで彼らの瑞々しい恋愛に釘付けになりサンセットで年を経るとともに価値観に違いがうまれ運命の出会いのようだったのにすれ違いがうまれ人間はどんな人と出会ってもわかえりあえることなどないのだと感じ、ミッドナイトはみていて辛かったがあまりにリアルで戦慄した。私は恋愛への幻想を失った。別れる直前の喧嘩ばかりの両親を思い出し皆いずれはこうなるのかなと思った。

11 チャイルド・プレイ

小学生の頃TSUTAYAでたまたま見かけてパッケージに惹かれてその時一緒にいた叔母に借りてくれとねだったが借りてもらえなかった。その2年後くらいに親に借りてもらい友達と一緒に見た。当時は夜眠れなくなるほど怖かった。カクカクした動きで階段を登る姿が本物の人形のようにリアルなのだ。それがおれを恐怖の海に溺れさせた

10 ピーターパン

小さい頃家族みんなでみていたディズニーの傑作アニメ。当時気づかなかったが作画のクオリティがとんでもなく高い。何十回もみたが何度見ても面白い

9 時計じかけのオレンジ

2001年をみてから監督で作品を選ぶようになりとりあえずキューブリックの映画を見ようと思って最初に見たのがこれだ。2001年にも度肝を抜かれたがこれも相当衝撃だった。そしてなにより面白い。前半はアレックスという強烈なキャラクターを楽しみ後半ルドヴィコ療法の醜悪さを垣間見る

8 神々のたそがれ

高校生の頃にタイトルとパッケージに惹かれてBlu-rayを衝動買いした。想像とは全く違った内容でありそれ以来この作品は頭にこびりついて離れなくなってしまった。正直なところ面白いかと問われれば首を傾げる。でも大好きな作品だ
原題は「神さまはつらい」らしい。

7 2001年宇宙の旅

俺のおじいちゃんが好きだったらしい映画。高校生の頃この映画を鑑賞し度肝を抜かれた、映画ってこんなのもありなんだ…ってさ。映画鑑賞が趣味になったのはそれ以来だ。俺の人生を変えた一本

6 続・夕陽のガンマン

面白い、かっこいい、渋い。全てが完璧な西部劇。イーストウッドを初めて見たのはグラントリノでなんなんだこの皺苦茶の爺は…と思ったが本作でのイーストウッドかっこよすぎてたまげた。ただどう考えても善玉ではないが…

5 カラミティ

本作はレミシャイエ監督の作品だが同監督のロングウェイノースの評判がよかったのに見る機会がなかったので本作が上映されたときは何が何でも見に行こうと思った。当時はアニメーターなりたてで仕事帰りに夜の10時くらいから姉と一緒にみた。映像がいいとは常々聞いていたのだが劇場でみて唯一無二の美しい色彩にとても胸を打たれた。エンディングのカラ〜ミ〜ティ〜ジェ〜ンという歌が帰りの電車の中でもずっと頭の中で鳴り響いていた

4 8Mile


何かに挑戦するときにこの映画を思いだしLoseyourselfを聞いたりする。怖いけど進まなければならないっていうのがとてもいい。Eminemかっこいいな。ラストのラップバトルがかっこよすぎる

3 かぐや姫の物語

そこらの映画とは格が違う。
田辺修がメインアニメーターをやっているというだけでとても価値がある。本編もべらぼうにおもしろい。高畑勲は本当に人物の描写が丁寧だ。
最高峰の作画アニメの一つなのでもっと色んな人にもみてほしい。これ映画館で上映してるとき竹取物語ってつまんなそ〜って思って観に行かなかったんだよな。その頃アニメにも興味なかったしさ。もったいね


2 ビッグリボウスキ

この映画がなんでこんなに好きなのか、よくわからない。でも好きな映画といったら真っ先にこれが思い浮かぶ。内容はほんとにくだらない。このリストを作っていてひしひしと感じたが俺はくだらないものが好きなのかもしれないな


1 Ghost In The  Shell 攻殻機動隊

間違いなく人生を変えた一本。この作品がなければ今の自分はなかった、この作品がなかったらアニメーターになっていなかっただろう。それがいいのか悪いのか…緻密で重厚感あふれる美術、キマったレイアウト、落ち着いた色彩、神秘的な音楽、声優の演技等すべてが完璧。一見小難しそうな話も割とエンタメによっていてわかりやすくおもしろい。イノセンスもいいが私はこちらのほうが好みだ。スーパーアニメーター達の絵、めっちゃカッコいい!!!

終わり。ロメロのゾンビとか好きな映画色々入れ忘れたけどまぁいいか。ありがとうございました

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