名物☆オリーベ・アスコラーネ
<イタリア旅行記(2010年マルケ&ウンブリア&トスカーナ)no.13>
マルケ州のアスコリ・ピチェーノ(Ascoli Piceno)を訪れたら、
必ず、食べたい、いや、これを食べる為に訪れた、と言っても良いぐらいの、お料理があります。
オリーベ・アスコラーネ
(Olive Ascolane)
アスコリ・ピチェーノ特産の大粒の緑オリーブの種を抜き、
挽肉を詰め、パン粉をつけてオイルで揚げた、有名な前菜です。
教室でも、一度、ご紹介しました。
オリーベ・アスコラーネ & サラミ(Olive all'ascolana & salame)
(2010年12月ご紹介)
実は、ここ、アスコリ・ピチェーノで、
このオリーべを食べるまでが、大変だったんです。
美味しいものは、地元の方に聞くべし!と、お勧めのオリーベ・アスコラーネ情報をゲット!したのですが、中心街から、少し離れたお店。
でも、折角だからっと、住所のメモを片手に、行ったのですが…。
見つからない…。
そこで、交通整備をしていたポリスマンに聞いたら、
「ああ、この住所は、ここじゃないよ、あっちだよ」。
そして、あっちにも行ってみたけど…見つからない。
付近のお店に入って、聞いてみたら、
「この辺りには、そんな店、無いわよ~。」
おっと、これは、イタリアの旅、あるあるパターン??
「イタリア人に道を聞く時は、3人以上に、聞くべし」。
みんなが、それぞれ、違う事を言うという「イタリアあるある」。
でも、決して、嘘を言ってるわけではなく、記憶が定かではない事でも、
なんとか思い出して、教えてあげたい!という、サービス精神の気持ちからなので…。(私は、そう感じています)
こういう時は、ちょっと面白がるのも、ひとつの楽しみ方。
色んな人に、聞きながら、あっちに行ったり、こっちに行ったり、中心街を、なんと3回も往復。
結局、そのお店は、見つかりませんでした。
う~ん、幻のお店。
もういいか、別のどこかで食べよう!っと思って、目に飛び込んできたのが、美味しそうな、お肉屋さんの看板!
お肉屋さんでも、肉詰めをしたオリーブの実に、パン粉までつけて、
お惣菜として売られています。
買って帰って、後は、オイルで揚げるだけ…。
でも、私は、帰って揚げることができない…。
なので、ダメもとで、
私 「あの、旅のものですが…。
オリーベ・アスコラーネを食べる為に、この街に来ました。
これを、揚げてもらっても、購入することはできますか?」
店主「・・・・・・、Ok! 少し時間かかるよ」
私 「もちろん、大丈夫!待ちます!」
揚げて頂いている間に、作り方も、教えてもらえて、やったね!
「アツアツを食べなきゃダメだよ!」っと、
揚げたて熱々のオリーベを、渡して下さいました。
アドバイス通り、近くの公園のベンチに座って、食べる事に。
はふっ、はふっ、美味しい!
1つ目、2つ目っと頬張るうちに、いかん、ワインが飲みたくなってきた…。
と、近くのバールに入って、思わず、注文。
オリーベ・アスコラーネ & 白ワイン
(Olive all'ascolana & Vino bianco)
お店のスタッフに、オリーベを見せて、
「ワインと一緒に食べて良い?」っと、持ち込みOKの許可を取り、
ちょっと奥まった席について、美味しく頂きました!(残り4つだけどね)
この瞬間の為に、1時間程費やしたけれど、
これも、旅の、良い思い出です。
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