【レストラン情報】アグリジェントでの夕食① イワシ × 山羊のチーズが堪らない!
<イタリア旅行記(2013年 シチリア横断)no.64>
シチリア州アグリジェント(Agrigento)での夕食。
事前にチェックしていたレストランに伺いました。
本当は、昼食を頂きたかったのですが、このお店は、夜営業のみ。
夜は、あまり量を食べないのですが、結果、お料理がとても美味しくて、しっかり食べてしまいました。
そして、翌日も、来店するほど気に入ってしまった私です。
店内に入ると、上品で優しい年配のソムリエさんが、お出迎え。
テーブルまで案内して下さり、お薦めのワイン、料理を教えてくれて、注文しました。
さあ、夕食、スタートです。
まずは、ワイン、アグリジェント産オリーブオイルが運ばれてきました。
次に運ばれてきたのが、こちらです。
お好みで、オリーブオイルを追加してね、っとソムリエさん。
シンプルなパン料理ですが、これが、美味しいのです。
以前、シチリアは、パンも美味しいとお伝えしましたが、このパンも然り。
シチリアで、よく使われているハーブ・オレガノと、にんにく、美味しいオリーブオイル。
抜群の組み合わせです。
私のシチリアオリーブオイルの印象は、「グリーンがかっていて、ドライで、ちょっとスパイシー」。
もちろん、地域差はありますが、口の中で、少し、ピリピリっとオイルが弾ける感じが、なんとも言えず美味しいのですよね。
一方、イタリア北部のオリーブオイルは、「黄金色で、まったり、マイルドな味わい」。
オリーブオイルも、嗜好品と思うので、食べる人それぞれ、好みが違いますが、私は「ちょっとスパイシー」が好きなので、このアグリジェント産オリーブオイルが、とても気に入ってしまい、思わず、教室用に購入してしまいました。
そして、お薦めの魚料理が運ばれてきました。
このお料理、メイン料理と思うほど立派ですが、一応、前菜なのです。
スローフード認定にもなっている山羊(ヤギ)のチーズがかかっています。
これが、美味しかった。
私が生活していたトスカーナ州では、海の食材にチーズをかけると嫌がる料理人さんも多くて。
一度、レストランの賄いで、イカ墨パスタに、チーズをかけようとした見習い君がいて、シェフに注意されていました。
ただ、南イタリア、シチリア島などでは、「魚」×「チーズ」の組み合わせを見ることも多く、そして、それが美味しい。
きっと、地域によって異なる食習慣なのでしょうね。
もちろん、シチリアでも、「魚」×「チーズ」の組み合わせはない!と言われる方もいらっしゃいましたが。
この一皿も、シンプルですが、本当に、美味しい一品でした。
2皿目のパスタは、こちら。
ピスタチオの産地・ブロンテ(Bronte)があるシチリア島。
お菓子はもちろん、お料理にも、よくピスタチオが登場します。
ピスタチオのコクと、鶏肉の旨みが相まって、これも美味しかったです。
最後は、デザート。
この夏・初のスイカです。
この前の滞在先・トラーパニの市場で、スイカを見てから、どこかで食べたい!と思っていたのですよね。
とても瑞々しくて、甘くて、美味しく頂きました。
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最後は、食後酒・グラッパで。
夜は、あまり量を食べない私なので、もうお腹いっぱい。
大満足の夕食でした。
現在、あの頃とはシェフが変わったようで、魚料理メインになっているようです。
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