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【レストラン情報】トラジメーノ湖での昼食①

<イタリア旅行記(2010年マルケ&ウンブリア&トスカーナ)no.33>

トラジメーノ湖(Lago di Tramengino)での、初めての食事。
事前にチェックしていたレストランへ、行ってきました!

外から見ても素敵な感じ。
テラス席もあり、そちらで頂くことにしました。
初めて訪れた街では、お勧めを食べるのが一番!
色々、アドバイスをもらって、注文し、まずは、前菜から頂きます。

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鯉の卵のブルスケッタ、ザリガニとねぎのソテー
(Bruschetta con uova di Carpa e Porri e gambero di fiume)

「鯉の卵、絶対美味しいから!」と、言われ、頼んだものの、
ビックリ(*0*;)するようなお料理だったら、どうしよう…と、実は、ドキドキしていたんですよね。

中央の黄色い器に乗っているのが、鯉の卵
見た目は、焼きタラコのようで、うん、これなら大丈夫。
そして、食べても、美味!!
ちょっとハマってしまった私です。

奥に、盛り付けられているのが、ザリガニで、海老というよりも、蟹に近い味わいでしょうか。
甘いねぎと一緒に、美味しく頂きました。

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うなぎの串焼き
(Spiedini di Anguilla)

湖水地方では、良く食べられている鰻。
でも、日本で食べるように、腹開き(または、背開き)をして、
中骨をとって…と言う事はなく、イタリアでは、生の丸のまま、ぶつ切りにする事が多く。

以前も、ぶつ切りの鰻に、パン粉をつけてフライにしたお料理を食べたことが、ありました。
今回も、ぶつ切り鰻をローリエと交互に串に刺し、焼いたもの。
レモンをギュッと絞って頂きます。

美味しいんだけど、蒲焼のように、脂を落とすように焼いて…ではないので、鰻の脂もたっぷり。
結局、全部、食べきれませんでした。
むむむっ、不覚…。

北イタリアのアドリア海側の街・コマッキオ(Comacchio )も
鰻の産地として有名です。
ヴェネト州の郷土料理記事で、コマッキオについても、書いてます。


レストランのお料理に戻りましょう。

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デザート「特製ケーキ(Torta speciale)」

こちらも、絶対食べたほうが、良い!と、お薦め頂いたもの。
プティングのような、スポンジケーキのような食感で、さすが「特製」!
すごく、すご~く美味しかったです。

そこで、作り方を聞き出そうと、探りを入れつつ、あれやこれやっと、
お店の方に質問していたら、ニコニコっと笑顔で、
「うん、お家では、絶対作れないよ~」っと、軽~く流されました。
う~ん、上手な、返しだ…。

こちらのレストラン、家族経営をされていて、
お父さま、お母さま、お嬢さまと、代わる代わる応対をして下さって。
私が、お料理の仕事をしていることが分かると、さらに、意気投合。

私も、嬉しくなってしまって…。
食後のチーズを「少しだけ、食べたいな」っと、お願いしちゃいました。
カリカリっと、ひとかじり、ふたかじりぐらいをイメージしていたのですが、出てきたのがこちら!

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チーズ盛り合わせ
(Formaggi misti)

これだけでも、もう立派な一品です。

この地域では、羊乳から作られるペコリーノチーズを良く食べるそうです。
地元特産の蜂蜜と、右上にある洋なし(3切れ)と一緒に頂きます。

チーズと蜂蜜、そして、洋なし、これが、なかなか美味しいんですよね。
是非、一度、お試しあれ!です。

お腹一杯だ~っと思いながらも、チーズも、別腹?
結局、美味しく、全部頂きました。

そして、これ、サービスよ!っと持って来てくれたのが、こちら!

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自家製くるみのリキュール(Nocino)

これ…、めっちゃ美味しい!

くるみは、ウンブリア州の特産のひとつで、
お料理、お菓子、リキュールなど、多く使われていて、「くるみ(Noci)」だけの「レシピ集」があるほどです。
もちろん、この「レシピ集」も、漏れることなくチェックしています。

お料理も、デザートも、申し分なく、そして接客も、心地良くて。
うん、明日も来よう!と、翌日の予約もしちゃいました。

気に入ったお店があると、イタリアでも、ヘビーユーザーになる、私です。

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