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市民公園は憩い、そして追悼の場

<イタリア旅行記(2007年秋・シチリア東部&カラブリア)no.4>

ギリシャ劇場(Teatro Greco)からの眺望を堪能した後、
そのまま、市民公園(Giardini della Villa Comunale)へ向いました!

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公園への道(La strada per i Giardini)

こちらも高台にあり、海が一望できます。
緑の中、ベンチに座って、お喋りしている方々、ゆっくりと昼寝をしている方、そして猫ちゃんも…。
憩いの場として使われているようです。

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市民公園入口( Ingresso di Giardini )

その公園の中央に何か置いてある?
近寄ってみます。

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これ、何だと思いますか?

第2次世界大戦の時に使用されていた、いわゆる 「 人間魚雷(Siluro umano)」 なんです。
後ろから見ると、こんな感じです。

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奥に、説明があったので読んでみると、
「1941年に使用され、二人の人間が乗り込み、クイーン・エリザベス号へ突撃した…」と、書いてありました。

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説明書(Istruzioni)

市民の憩いの場、と思っていたので、少し、ビックリしてしまいました。

隣には、二人の兵士の像もあり、後で、聞いたら、こちらは追悼の場でもあるそうです。
緑に中に、オリーブの木なども植えて、
「その当時、亡くなられた方々に追悼の意を表しているだよ」っと、地元の方に、教えて頂きました。

たった、80年弱前の事。
目の前に広がる海を見つめながら、私も、手を合わせずにはいられませんでした。

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