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秋の味覚が満載!シエナで、料理恩師のお料理を頂く

<イタリア旅行記(2006年秋・中部イタリア)no.25>

私が、イタリア料理修行をスタートさせたシエナ(Siena)のお店、
「リストランテ・ダ・エンツォ(Ristorante da Enzo)」

久しぶりに、伺い、涙の再会。
そして、おススメ料理を頂きました。

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白いんげん豆のピューレと鱈のスープ
(Passatina di fagioli cannellini e merluzzo)

アペリティーボから。
所謂、日本で言う「付きだし」です。

白いんげん豆(カンエリーニ種)を使用した一品で、
じんわりっとお腹に染み込み食欲を湧かせてくれる一品。
ホッとする味です。

2皿目の前菜。
秋のイタリアに来たのだから、ポルチーニを食べていきなさい!と、生ポルチーニを出して下さいました!

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ポルチーニとオーヴォリーのサラダ、キアニーナ牛のインボルティーニ
(Insalata di porcini e ovoli fireschi con involtini di Chianina)

ポルチーニと同様、こちらも貴重な、たまご茸:オーヴォリも添えられています。

たまご茸
(Ovoli)

オレンジの傘が開ききってしまうと、商品価値が下がってしまい、
傘が、ころりんと、閉じている時に収穫しなくてはいけないので、
ポルチーニよりも、出回る量が少ないと言われています。

そのたまご茸を、エンツォのレストランでは、以前から仕入れていて、
修業中は、食べたことが無い食材のひとつでした。

生ポルチーニ&生オーボリーのシャクッ、シャクッという食感が、堪りません!
幸せだ~。

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自家製パン
(Pane fatta a mano)

そして、パスタは、こちら!

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ポルチーニとトリュフのタリオリーニ
(Tagliolini con porcini e tartufi)

炒めたポルチーニの食感が、トゥルっとしていて美味しい!
そして、このトリュフの多いこと。

働いてた時、トリュフをスライスするのは、私の仕事でした。
いつも削るのみで、指をくわえて眺めていた一皿です。

いつか、いつか、と思っていたので、念願が叶いました!
これだけの量だと、本当にトリュフの香りが、堪らなく香ってきて。
素晴らしい…、そして、美味しい…。

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黒鯛のけしの実とクルミのパン粉焼き・ワインビネガーソース
(Dentice in crosta di pane nocciole e semi di papavero e salsaall'aceto)

香ばしいクルミのパン粉と、けしの実が、口の中でカリカリッ、そして、鯛がプリップリ。
このお料理は、初めてです。
焼き加減も含めてバランスがよく、本当に美味しかったです!

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デザート盛り合わせ
(Dolce misto)

もちろん、デザートも頂いて、美味しかった。

改めて、ここがイタリア料理修業のスタートのお店で、ここで働き、料理を学べた事を嬉しく、誇りに思いました。
エンツォも、このブログのことは知っていますが、日本語は読めんぞ!っと言っていたので、ちょっとイタリア語でご挨拶。

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Caro Enzo e tutti ! 
Come state? Io sto bene. 
Grazie di averci fatto accogliare calorosamente, mi sono stata proprio contenta. 
Come previsto mi piacciono i vostri sapori, e ho mangiato benissimo anche questi . 
Se leggeste quest' articolo , mi sarei contenta di piu`.
Allora ci vediamo ancora a quest'anno! 
Ciao! Ciao!


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【レストラン情報】

☆Ristorante da ENZO (リストランテ・ダ・エンツォ)
Via camollia 49 Siena. 
HP http://www.daenzo.net/




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