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【レストラン情報】美味!ファヴィニャーナ島の、まぐろのタルタル

<イタリア旅行記(2013年 シチリア横断)no.41>

シチリア島・西端の海に浮かぶ、エガディ諸島。
その中のひとつ、観光のメインでもあるファヴィニャーナ(Favignana)は、漁業が盛んな島でもあります。

昼食は、友人お薦めの、魚料理が美味しいレストランに伺いました。

まずは、ワイン・ハーフボトルを注文。

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シチリアのワイナリー「プラネタ」の白ワイン
(Vino bianco della cantina siciliana "PLANETA")

日本でも有名な、シチリアのワイナリー「プラネタ(PLANETA)」。
香り、味わいのふくよかさがありながら、キリッとした味わいの辛口で、美味しい白ワイン。
食欲をかき立ててくれます。

そして、お料理は、このシチリア郷土料理からスタートです。

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シチリア風カポナータ
(Caponata siciliana)

メニューを眺めながら、すべて魚料理にするか迷ったのですが、
この「カポナータ」にも、心惹かれてしまって。
お店によっても、ご家庭によっても、作り方や味付けが違って、「カポナータの作り方」の話になると、盛り上がるとか。

こちらのお店では、野菜類を素揚げしてから、調理されているそうです。

食べる前は、少し油っぽいのかな?と想像していたのですが、全然、油っぽくなくて、美味しい!
ただ、かなりボリュームがあり、最初に、運ばれてきたのですが、デザート注文前に、やっと食べ終わりました。

そして、もちろん、マグロ料理も注文しなくてはいけません。

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まぐろのタルタル
(Tartare di tonno)

たっぷりのマグロ、その味わいを引き立てるために、味付けの塩梅が素晴らしくて、本当に、美味しかったです。
そして、右手・奥の小さい白い器に入っていたのが、醤油。

ちょこっとかけてみると、一気に「和テイスト」、
タルタル・ジャポネーゼ(Tartare giapponese)に、なりました。
これも、良いですね。

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赤海老のピスタチオソース
(Gamberi rossi con salsa al pistacchio)

一匹だけでも食べてみたらと、お薦め頂いた赤海老。
これも、火の通り具合が抜群で、プリップリ。
赤海老の旨み、ピスタチオのソースとの相性が、抜群でした。

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リコッタのミルフィーユ・桑の実ソース
(Millefoglie di ricotta con salsa di morus alba)

デザートは、もちろん、別腹。
時々、無性に食べたくなるミルフィーユ。
こちらのお店は、さっぱりとしたリコッタチーズと、甘酸っぱい桑の実ソースたっぷり。
美味しい・…。

シチリア料理専門店の友人シェフが、カスタードクリームやマスカルポーネチーズを使う定番イタリアンデザートも、シチリアでは、リコッタチーズを使う事がよくあるよと、話していたのを思い出しました。
ティラミスや、ミルフィーユ、等々。

新鮮な、羊のリコッタチーズも手に入るので、それを使う事もあるとか。
そんなことを思い出しながら、美味しく頂きました。
随分前に、聞いた話なのに、こういう瞬間に、ぽんっ!と、思い出したりするのですよね。

最後は、消化を促す食後酒で、美味しい食事を締めくくります。

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自家製フェンネルの食後酒
(Finocchietta fatta in casa)

ひと口目は、本当に、不思議な味わいに「うん?」と思うのですが、
ゆっくり、ゆっくり、飲み進めると、もうひとくち、もうひとくち、と、
また欲しくなる、ちょっと癖になってくる味。

以前、南イタリアのアルベロベッロ(Alberobello)で、バジルのリキュール(自家製)を飲んだ事がありましたが、その時と、同じような感じでした。

シチリアを、ファヴィニャーナを感じることができ、大満足の昼食でした。

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