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イタリア全20州☆制覇の旅! 旅の最終日・ナポリにて思う、あの格言「ナポリを見てから、死ね」

<イタリア旅行記(2012年 ローマ&アブルッツォ&モリーゼ&イスキア島)no.1>

2012年、イタリアの旅の目的は、ずばり!イタリア全20州制覇へ。

イタリアに初めて降り立ったのが、1999年9月。
2年半のレストラン料理修行を終えて、帰国。
その後、途中、数年間のブランクはありましたが、毎年、様々な地域を訪れて、イタリア20州全てに足を運び、しっかり自分の目で見て、肌で感じておきたいと思っていたのです。

2012年に、残る2州のアブルッツォ州(Abruzzo)&モリーゼ州(Molise)を
訪れたことで、イタリア全20州に、足を踏み入れたことになりました。

色々、懐かしむところもあり、また、これからの抱負も胸に思うこともあり。
記念となる旅でした。

記録として、ゆっくりと綴っていきます。

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まずは、最終日、帰国する日の朝。
ナポリの美しすぎる朝焼けを見て、武者振るいを覚えた私。
その景色が、こちらです。

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ナポリの朝焼け
(Alba di Napoli)


ヴェスヴィオ火山の奥から昇ってくる太陽が、ゆっくりとナポリ湾に色を落とし、最後には、こんなに光り輝きました。

目を覆ってしまうほど眩しく、美しく、そして、神々しく…。
しばらく、見惚れて動けなくなるほどでした。

「ナポリを見てから、死ね(Vedi a Napoli, e poi muori.)」

死ぬまでには、一度は訪れるべき、素晴らしい場所という意味の格言。
詩人でもあり、劇作家でもあったゲーテが、あの「イタリア紀行」に書き綴ったと言われています。

でも、ナポリ人に、この事を聞くと、
「いや、いや、僕たちは、こう言うんだよ。」

「ナポリを見ろ、そうすれば、さらに(強く)生きていけるんだ
           (Vedi a Napoli , e vive di più.)」

確かに…。
こんな、うっとりするような景色の朝を迎えられたら、
美味しいコーヒーを一杯飲みながら、この清々しい朝の空気に包まれたら。

しんどい事があっても、厳しい日々が続いていても、その瞬間、ふと気持ちをすくい上げてくれて、一歩前に進む勇気をくれる、励ましてくれる、心強くなれる。

この朝焼けの他にも、そう思わせてくれるひと時に、堪らなく心震わせられるシーンに、何度も出逢った旅でもありました。
Vive di più.

明日は、この旅はじまり・ローマから、旅行記を綴っていきます。

お読み頂き、ありがとうございます。 サポート頂ければ、心強いです。