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パリオ(Pario)観戦の前の腹ごしらえ

<イタリア旅行記(2010年マルケ&ウンブリア&トスカーナ)no.46>

パリオ当日(7月2日)。
この日も、朝のリハーサルがあるので、見に行きました。

試走スタートは、AM9:30。
前日と比べても、多くの人が行き交っています。
いつもの石畳の坂道を歩いていても、肩が当たりそうな時もあって、お祭りの熱気、盛り上がりを感じました。

試走のリハーサルを観てから、この日の昼食も、エンツォのお店へ。
シエナ滞在中は、顔を出さないと「なんで食べに来ないんだ!」と、
エンツォが心配するそうです。
本当に、有難いですね。

夕方からのパリオ観戦を考えて、軽めに、パスタを一皿だけ、頂きます。

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トマトソースのスパゲッティ
(Spaghetti alla salsa di pomodoro)

シンプルですが、このエンツォのトマトソースが美味しいのですよね~。
わ~い!っと喜んで、写真を撮っていたら、
「なんだ、この皿も写真を撮るのか?」っと、エンツォ…。 
「はい!、もちろん!」(私)

エンツォの元で、料理修行していた時も、許可を得て、全ての料理写真を撮影しました。
盛り付けが終わり、ホールスタッフが取りに来るまでの、僅かな瞬間。
迷惑にならないようにと気を付けていたものの、邪魔だなと思われた時もあっただろうな…。

ただ、日本に帰国した後、イタリア郷土料理を、私のフィルターを通して、レシピを作り、料理教室で、日本の皆さまにお伝えしたい。
イタリアの料理、食文化を発信していきたいと考えていた私の意向を組んで下さり、快諾してくれたエンツォ夫妻。

家族経営で、働く料理人、スタッフを大切にする、このエンツォのお店だから、許してもらえた事だったと、本当に感謝してもしきれません。
今の仕事をするにあたり、私の料理の礎になっていますし、本当に、貴重な経験でした。
あの時の写真は、今でも、大切な資料です。

料理写真・全部を焼増しし、一冊にまとめたアルバムを、勤務・最終日に、「エンツォの美味しい料理(La cucina buona da Enzo)」として、感謝の気持ちを込めて、エンツォにお渡ししたんです。

オーナーシェフの彼でも、ご自身の全料理写真は持っていなかったようで、すごく喜んで頂けました。
それから、何かあると「ほら、写真!写真!」っと、エンツォも、私の写真撮りを「奨励」してくれます。

食後に、奥様のソニアに、パリオ本番での注意事項も教えてもらい、ホテルで休憩して、本番に備えました。

ホテルの窓から、中世の衣装を身にまとい、会場に向かう方々も見かけました。

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演奏する方もいて、もう、既に、熱気ムンムンです。

さあ、私も、パリオ初観戦に、いざ出陣!
気合を入れて、見に行きましょう!

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