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パレルモ第2の劇場・ポリテアーマ

<イタリア旅行記(2013年 シチリア横断)no.5>

パレルモ(Palermo)のシンボルのひとつ、マッシモ劇場から、
ルッジェーロ・セッティモ通り(Via Ruggero Settimo)を、北へ。
もうひとつの素晴らしい劇場が目の前に、現れました。


ポリテアーマ劇場(Teatro Politeama)

日本では、あまり知られていませんが、マッシモ劇場に次ぐ、パレルモ第2の劇場です。

1874年開場され、もちろん、現在も現役。
マッシモ劇場が、オペラやバレエ、コンサート等を上演し、貴族達の劇場であった一方、このポリテアーマ劇場では、演劇だけでなく、馬術やサーカス等、様々な催しも行われていて、一般市民にも広く親しまれた場所だったそうです。

老朽化が進んだマッシモ劇場の改装期間中(1974年~1998年)は、
このポリテアーマ劇場で、大演目を引き取り、次々、上演。
それ以降、シチリア交響楽団の公演など、大きな演目も、引き続き行われているそうです。


劇場正面は、まるで凱旋門のようで、その上には、ブロンズ製の馬車は、
今にも動き出しそうな姿が印象的です。
マッシモ劇場とは、また違う味わいがありますね。

このブロンズ製の馬車を眺めながら、ふと、ヴェネツィア(Venezia)の
サン・マルコ寺院の4頭馬を思い出していました。


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