見出し画像

長崎で、お魚三昧!@ DEJIMA 亜紗

< 長崎&五島(福江島)の旅:no.6>

長崎での夕食は、魚料理が美味しいと評判のお店「DEJIMA 亜紗」に、伺いました。

入店時に、体温測定、手の消毒をしてから、席へ。
カウンターで、2人横に並び、両脇には、感染予防対策としてのクリアパネルで、隣のお客さまとの仕切りがありました。

まずは、ビールを一杯。
そして、お料理も、魚を中心にお願いしました。

画像1

画像2

柿と白身魚の鶏そぼろ餡かけ

突き出しは、優しい味わいの餡かけ。
白身魚は、鰆に、鱈と、色々入っているようで、少しずつ食感が違います。
柿と玉ねぎの甘さと相まって、ほっこり。
これから出てくるお料理が楽しみになるスターターです。

まずは、お造りから。

画像3

お造り七種盛り
(鯛、サーモン、鯖、いか、ほたて、鰹、ヒラマサ)

このお造りが、本当に、美味しかったんです。
特に、サーモン、鯖、ヒラマサ。
厚みのある食感が、それぞれの旨み、味わい、風味を、より感じさせてくれます。

そして、九州を訪れた時、メニューに載っていると、やはり頼んでしまうのが、こちらです。

画像4

馬刺し

熊本で食べた時以来、5年ぶりです。
阿蘇の旅を思い出しながら、生姜酢につけて、美味しく頂きました。


画像9

フラスカーティ・スーペリオーレ(DOCG)
(Frascati Superiore)

ここで、お料理に合わせて、しっかりめの白ワインを注文。
「フラスカーティ(Frascati)」は、イタリアの地名で、ローマから南東へ 20Km程に位置し、ワインの産地でもあります。

トスカーナ州のモンテカティーニ・テルメ(Montecatini Terme)のホテルで働いてた時、そのオーナーさんが、このフラスカーティにもホテルを所有していて、パーティを開催する時に、何度か、お寿司を作りに出張していました。

日本人コックは、みんな、お寿司が作れると、イタリア人は思っているんですよね。( ← これ、日本人あるある、です)

当時(2000年頃)、まだ、イタリアでは、お寿司が、今ほどメジャーではなく、生魚が苦手な方もいらっしゃったので、調理した魚や野菜を中心に、巻きずし、軍艦巻きを作っていました。

その時に、一緒にお出ししていたのが、このフラスカーティの白ワインだったんです。

「わ~、フラスカーティだ!」と、思わず、注文してしまいました。
うん、美味しい、そして、うん、懐かしい…。

画像6

鰆の西京漬け・小さい鯖寿司を添えて

西京漬け、大好きです!
じっくりと焼き上げた鰆は、ふっくら、ジューシーで、口の中で、ふわっと香が広がります。

そして、レモンの横に、ちょこっと乗っているのが、ミニ鯖寿司です。

画像7

自家製・魚のすり身揚げ

練り物も、長崎名物のひとつです。
ふわふわの食感が、堪りません。

画像8

鯨肉のフライ

このフライも、美味しかったんです。
衣は、サックサク!、鯨肉は、ホロホロっと崩れていくほど柔らかく、
ちょこっとつける辛子が、また、良いアクセントになっていました。

高知で食べた鯨も、忘れられません。
普段、なかなか食べられない食材ですが、日本の大切な食文化でもあります。
大切にしたいなっと、感じました。


最後も、長崎名物で締めました。

画像9

長崎名物・ハトシ

海老のすり身をパンで包んで揚げたものです。
カリ!ふわっ!で、美味しいです。

長崎の街を歩いていると、「ハトシ」という文字、看板をよく目にしました。
江戸時代、出島から、中国や東南アジアのお料理も伝わってきたそうで、元々は、卓袱料理の一品として、作られていたそうです。

ふと、料理教室で、カンボジア料理をご紹介した時に、海老パンを作ったことを思い出しました。

画像10

生春巻き & 海老パン ~魚醤・ニョクナムを使って~
(2013年・8月ご紹介)

こうやって、お料理が異国から伝わってきて、年月と共に、形を変えながらも食べられている。
食文化の点と点が、ピン!っと繋がっていく瞬間。
堪らなく嬉しくなります。

様々な事を思い出しながらも、とても美味しく頂いた、長崎での夕食。
本当に、大満足でした。


******************

【店舗情報】

☆Nagasaki Dining 出島 亜紗(でじま あさ)



お読み頂き、ありがとうございます。 サポート頂ければ、心強いです。