見出し画像

今日は、復活祭 ~ Buona Pasqua ~

復活祭。
日本では、イースター(Easter)と言った方が、ピンとくるでしょうか。
イタリアでは、パスクワ(Pasqua)と呼ばれています。

キリスト教の中でも、重要な祭事のひとつで、春を告げる祭事とも言われています。

私が、初めて、イタリアで「パスクワ」と出会ったのが、2000年4月。
料理修行の2店目の街、トスカーナ州・温泉リゾート地のモンテカティーニ・テルメ(Montecatini Terme)でした。

シエナ(Siena)から、列車を乗り継いで、街に到着。
スーツケースを引き引き、ホテルまで歩いたのですが、その道々のお店で、
パスクワの装飾に惹かれ、心がワクワクしたのを覚えています。

画像4

復活祭(パスクワ)時の、お菓子屋ショーウィンドウ
(2000年4月:モンテカティーニ・テルメ(トスカーナ州)にて)
(Vetrina della pasticceria durante la Pasqua)


そして、ミラノ(Milano)で迎えたパスクワも印象的でした。
復活祭と言えば、卵。

街中が、パスクワ仕様になっていた中、老舗のお菓子屋さんで、エッグチョコレートを購入しよう!と、訪れました。

画像1

老舗のお菓子屋・マルケージ(Marchesi)

店内は、色とりどりの、様々なエッグチョコレートが置いてあり、
嬉しくなって、沢山、買ってしまいました。

画像2

マルケージのエッグチョコレート

2年前に、その時の事を綴っています。


そして、鳩型のパン・コロンバ(Columba)も、忘れてはいけません。

画像3

コロンバ(Columba)

平和の象徴の鳩を模ったとも、十字架・クローチェを模ったとも言われてる発酵菓子パンです。

オレンジピールや干しぶどう等が練り込まれていて、
クリスマスに食べるパネットーネ(Panettone)にも似ていますが、
表面に、ザラメやナッツ類がトッピングされていたり、
クッキー生地をのせて、表面をかりかりっとさせたり、チョコレートをかけたりと、様々なコロンバが焼かれています。

日本でも、パネットーネは、だいぶ、クリスマス時期に出回るようになりましたが、まだ、コロンバは、そこまで出回っていないのが残念です。

もし、見かけたら、是非、試して頂けたい菓子パンです。

他に、地域によって異なりますが、仔羊や卵料理を食べる事が多いでしょうか。

先日、卵料理を入れた前菜の盛り合わせをご紹介しております。
こちらも、是非、ご覧下さい。



いいなと思ったら応援しよう!

食の工房オフィスアルベロ【イタリア料理教室 in 神戸】
お読み頂き、ありがとうございます。 サポート頂ければ、心強いです。