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イタリア郵便事情・イエローボックス

<イタリア旅行記(2007年秋・シチリア東部&カラブリア)no.25>

ちょっと、ここでイタリアの郵便事情について。

イタリアを旅すると、スーツケースひとつでは荷物が収納できなくなることもあります。
特に、現地の方々と触れ合う機会が多いと、お会いしたイタリア人の皆さまから貰う資料や本等々で、手一杯になることも、しばしば。
そんな時は、イタリア郵便局の荷物用ダンボール(小)を利用しています。

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イタリア郵便局の荷物用ダンボール
(Cartone delle Poste Italiane)

郵便局で購入できる専用ダンボールです。

今回、一週間のタオルミーナ滞在でも、荷物がいっぱいになってしまい、
書籍類を送ることにしました。

荷物を詰めたら、いざ!郵便局へ。
郵便局は、タオルミーナの中心街をはさんで、ホテルとは反対側。
何とか運んで、カウンターで申請書の記入。
窓口で送る手配をしようとしたら、なんと、ここの郵便局では、数年前から「 船便」 の取扱いが無くなり、「 航空便 」 のみ、とのこと。

「船便が良いんです、どうにかなりませんか?」と聞いても、どうにもならないとの、返事が。
もし、どうしてもと言うのなら、隣町までいったら?っと言われて。

車やバイク等の移動手段がない私には、なかなか酷な返答…。
隣町でも、確実に「船便」で出せるかは分からないので、
泣く泣く、「航空便」で手配することになりました。

「船便」は、「航空便」よりも料金も1/2~1/3程の送料。
日本到着までに2~3週間かかるので、ちょうど、帰国した後に受け取れると、言うことなし。
でも、「航空便」は、高いし、早いし。
下手をすると、帰国よりも荷物が早く着いちゃうんです。

「公共機関」でも、日本の感覚とは違うので、驚くこともよくあります。
そうそう、ここはイタリアだった…と感じる瞬間。

場所によっては、もちろん「船便」もあるので、荷物を送る時は、事前に要・確認です。
便利過ぎる日本に住んでいると、あれっ?と思うこともありますが、
スムーズにいかない、こういう部分もイタリアの魅力です。

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