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大好きな和食屋さんで、春の味覚を堪能しました

春の香りを感じる頃。
久しぶりに、大好きな和食屋さんに伺い、春のお料理を堪能してきました。

店内に入ると、まず、春の誂えが迎えてくれます。

能登の桜

月ごとに変わる能登の和紙職人・ののわしさんの作品。
4月は、能登の桜をモチーフにされています。
素敵…。

羅漢像(らかん)

その下には、手のひらサイズほどの羅漢像(らかん)。
4月8日、お釈迦様の誕生日に合わせて、飾られているそうです。
心が落ち着く空間、大好きです。

さあ、春のお料理。
一気に、ご紹介します。

春野菜のゼリー寄せ

姿も美しく、春の訪れを感じさせてくれる一品。
ころりんとしたソラ豆に、シャクシャクっとした春掘りの長いもなど、
ひとつひとつ丁寧に味付けをされた野菜を、優しくゼリーで寄せたもの。
繊細ながら、やわらかい味わいです。

たけのこのしんじょと生わかめの椀

いつも、惚れ惚れするお出汁、大将の椀もの。
大好きです。

お造り(しまあじ、金目鯛、ミル貝)

4月の八寸(左上から横へ)
赤貝と浅葱の酢味噌和え、鯛の子、しらうお、
数の子チーズ、鯛の桜寿司(わさび菜を添えて)、桜の蕾
ふるせの白煮&いかなごのくぎ煮
たけのこの木の芽和え、紅心大根、鴨ロース、もろみ豆腐、フルーツトマト


ワクワク、心が躍り、笑顔になる八寸。
どのお料理も、素晴らしい…。

そして、桜の葉(塩漬け)を乾燥させから砕いた桜粉。
器の左下に散らすことで、桜の花びらの様子を描いているそうです。
まるで、花筏、花の道、いや、花吹雪?
なんとも、心憎い演出。

鯛の桜寿司は、桜の葉も一緒に頂きます。
一気に、口の中が、春の香りで満たされました。

そして、ホタルイカの石焼き。
この演出も、素晴らしかったです。

ホタルイカの石焼き

新鮮なホタルイカに、酒盗液を軽く絡めたもの。
「そのまま食べても良いし、熱々の石にのせて、軽く炙っても良いです。
お好みでどうぞ」、と。

ひとつは、そのままで、残りを石焼きで炙って頂きました。
炙っている時の、ジュウジュウという音、ふわっと立つ煙、芳ばしい香り。
ひっくり返す時、お箸から伝わってくる柔らかさ。
この、五感を楽しませてくれる演出が素晴らしく、食べるまでに、すでに満喫。

もちろん、炙ったホタルイカも、旨みたっぷり。
美味しく頂きました。

春野菜の天ぷら、鶏もも焼きを添えて
(春ごぼう、アスパラガス、たけのこ、タラの芽、たけのこ芋)

春が、ぎゅっと詰まった一皿で、とても舌触りも軽やかな天ぷら。

ピーチパインのシャーベット・ピスタチオを散らして

さっぱりと、お口直しのシャーベット。

鯛と鯛白子の親子丼

最後のご飯は、いくつかの、お料理から選べるのですが、どれも、本当に、魅力的で、いつも迷ってしまいます。
でも、大将が作る卵料理も絶品なので、結局、季節の卵とじ(親子丼)を頼んでしまう私です。
そして、期待を裏切らない美味しさ…。

デザートは、こちらの定番2品、その後のお抹茶。

懐かしい味わいの、カスタードプリン

出来立てほやほやの、わらび餅

お抹茶


いつもながら、丁寧で、細やかなお仕事と、お心遣い。
いつお伺いしても、至福のひと時を過ごさせてもらい、本当に嬉しくなります。

ここ数年、飲食店は、本当に大変です。
微力ながら、大好きなお店は、少しでも応援していきたいと思っています。


お読み頂き、ありがとうございます。 サポート頂ければ、心強いです。