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【レストラン】シチリア料理&マルサラ酒を味わいました

<イタリア旅行記(2013年 シチリア横断)no.50>

マルサラの街で昼食をとるべく、事前に調べていたレストランを訪れたのですが、夏休み休暇までは、チェックしていなくて、ことごとくお休み。

どうしよう、折角、訪れたのだから、やはり美味しいお店で食べたいと思い、観光案内所(Informazione)を訪れた時に、聞いてみました。

マルサラ酒の工場見学について教えてもらった後、対応して下さったスタッフさんが、とても気さくな方で、彼女のお薦め店を教えてくれました。

早速、向かいます。
店内は、マリンブルーで統一されていて、浮き輪、イカリ、サーフボードなども置いてあり、海の雰囲気たっぷり。
素敵なレストランです。

そして、以前、ご紹介したマグロの追い込み漁「マッタンツァ」の絵が、
掛かっていたのも、このお店でした。

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壁にかかっていた絵「マッタンツァ」


さあ、お料理を頂きます。
まずは、前菜から…。

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タコのカルパッチョ
(Carpaccio di polpo)

このタコの薄さ、凄いですよね。

茹でたタコを、パウンド型やテリーヌ型に敷き詰めて冷凍させたもので、
注文が入ったら、凍ったままのタコをスライサーにかけて薄く切り分け
器に並べていく、シチリアでよく見かけるお料理です。

美味しいオリーブオイル、塩、レモン汁をキュッと絞って頂きます。
キュッキュッとした食感のタコ、シンプルですが、美味しい一皿です。

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「カルパッチョ」というと、魚介類をマリネにした料理というイメージが
ひとり歩きしていますが、実は、「薄く、薄くスライスされて、器に敷き詰められたもの」を、カルパッチョと呼びます。

元々、ヴェネツィアの老舗店「ハリーズ・バー」で、提供された牛肉料理で、調理制限のある貴族夫人に、しっかり栄養が取れる料理をと、考案されたもの。
脂肪の少ない牛肉を、生のまま、ごく薄く薄く叩き伸ばして、ソースをかけて食べてもらったのが始まりと言われています。

近年は、魚介をスライスして提供することも増えたので、そのイメージが強いですが、牛肉はもちろん、フルーツなど、薄くスライスした料理にも
「カルパッチョ」をいう名前をつける時もあるのですよ。

実際に、トスカーナのレストランで作っていたデザート一品です。

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パイナップルのカルパッチョ・いちごソース
(Carpaccio di Ananas con salsa di fragore)

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パスタも、シチリアらしい一皿を注文。

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いわしのスパゲッティ・モッリーカを添えて
(Spaghetti al sarde con mollica)

シチリアで、何度も食べているシチリアのパスタ。
いわし、松の実や干しぶどう、フェンネルを加えて作るソースが、
堪らなく美味しいのですよね。

このお店では、トマトソースも隠し味で入っていました。
そして、パン粉を香ばしく炒めたモッリーカも、味わいをまとめてくれています。
うん、美味しい!

タオルミーナでも、2度食べています。


デザートは、こちら!

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ピスタチオのセミフレッド
(Semifreddo di pistacchio)

日本では、ピスタチオは、なかなか高価。
でも、シチリアのエトナ山の麓の村・ブロンテが、ピスタチオの名産地ということもあり、よく料理にも、デザートにも登場します。

ブロンテに行った時の事を思い出しながら、美味しく頂きました。


そして、やはり、ここは、マルサラ。
食後酒は、マルサラ酒を頂きました。

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ビスコッティ&マルサラ酒
(Biscotti & Marsala)

甘さ、コクもあるのですが、さらりと口溶けがよく、後味が心地好いです。
さすが、地元の「マルサラ酒」、美味しいですね。

大満足の昼食でした。
さあ、マルサラ酒でも有名なワイナリー「フローリオ」に行きましょう!


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こちらのレストラン、現在、閉店してしまったようです。
カジュアルな雰囲気で、美味しいお店だったので、とても残念です。

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