黄金のパラティーナ礼拝堂(ノルマン王宮内)
<イタリア旅行記(2013年 シチリア横断)no.23>
パレルモの大聖堂から、西へ歩いたところに、ノルマン王宮(Palazzo dei Normanni)があります。
この王宮内にあるパラティーナ礼拝堂(Cappella Palatina)も、
どうしても見ておきたかったので、足を運びました。
2階のこの奥に、礼拝堂があります。
入口の壁にも、素晴らしいフレスコ画が描かれていました。
16世紀に描かれたモザイク画が破損。
現在、見ることができるのは、19世紀に、改めて、描き直された壁画です。
そして、礼拝堂へ。
こちらも素晴らしい空間です。
12世紀に造られた、神々しい黄金モザイクの礼拝堂は、
前日、訪れたモンレアーレ(Monleare)の大聖堂内で見た残像と重なり、
より一層、力強く見る者の心を、ぐっと惹きつけます。
本当に、素晴らしい。
そのまま天井に目を向けると、木製の幾何学模様の天井画。
入口の天井も同じものが、見られましたが、これは、ペルシャ美術の技法のひとつだそうです。
イスラムとピザンティンの美術が重なり合ってできた空間。
やはり、見にきて良かった。
眩いほど、素晴らしい礼拝堂でした。
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