パレルモの博物館&美術館巡り ☆そして、圧巻のスタッコ装飾
<イタリア旅行記(2013年 シチリア横断)no.6>
パレルモ芸術を堪能するために、午前中、博物館、美術館を巡りました。
まずは、絶対見ておきたかった、シチリア州立考古学博物館(Museo Archeologico Regionale)へ。
でも、なんと! 修復工事の為、閉館中。(2013年6月末訪問)
イタリアを旅していると、時々、遭遇する美術館などの「クローズ(Close)」。
どうしようもないことなのですが、日本からの旅時間を考えると、
本当に、残念です。
でも、仕方なし。
さあ、気を取り直していきましょう。
パレルモのローマ通り(Via Roma)にあるサン・ドメニコ教会を経由して、
こちらも、訪れたかったロザリオ・イン・サンタ・チータ祈祷堂へ。
サン・ドメニコ教会は、すぐ見つけることができたのですが、
祈祷堂の入口が分かりづらくて、近くまで来ているのに、小路を行ったり来たり、ウロウロ、キョロキョロ。
ここだ!やっと見つかった!と思ったら、手に持っていたはずのハンカチが無くなっていて。
どこかに、落としてしまったようです。
ひとつの事に集中すると、時々、手元が疎かになるのですよね。
実は、このシチリアの旅では、何度か、この様なことがありました。
初・パレルモということで、少し緊張していたのかもしれません。
この祈祷堂には、素晴らしく、圧巻の彫刻が見れるので、是非、訪れたかったのです。
パレルモ生まれの彫刻家・ジャコモ・セルポッタ(Giacomo Serpotta)。
17世紀~18世紀に活躍したシチリアを代表する彫刻家で、ロココ芸術の代表格、彼の作品です。
白の漆喰(Stucco)を使った「スタッコ装飾」を得意とし、ここパレルモでは、彼が装飾した礼拝堂や祈祷堂を持つ教会を、いくつか見ることができるのです。
その代表的な、この祈祷堂を訪れました。
祈祷堂の空間に、びっしりと装飾されたスタッコ芸術は、本当に素晴らしく、圧巻した。
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