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とても有名な、エリチェお菓子屋さん「マリア・グランマティコ」
<イタリア旅行記(2013年 シチリア横断)no.31>
シチリア島の北西部に位置する山の町・エリチェ(Erice)。
ここに、とても有名なお菓子屋さんがあります。
「パスティッチェリア・マリア・グランマティコ
(Pasticceria Maria Grammatico)」。
シチリア島、イタリア国内はもちろん、日本でもシチリア通の方々に馴染みのあるお店です。
マリアおばあちゃんが作るシチリアの伝統的菓子を、大切に守り、作り続けられています。
お店に入って、目に飛び込んでくるのが、ショーケースに並ぶシチリアらしいお菓子達。
どれも、美味しそうです。
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/33976014/picture_pc_045986c05371766aa7f24636815a7540.jpg?width=800)
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/33976044/picture_pc_aa283ef2dab169c9c445b32d53f98c32.jpg?width=800)
(Vetrina di pasticceria)
中段・左奥から、ちょっと見えにくいですが
生クリームたっぷりの「マリトッツォ(Maritozzo)」、
半月型の「ボッコノッティ(Bocconotti)」、
緑のマジパンが魅力的な「カッサータ(Cassata)」、
シチリア菓子の代表格・筒状の「カンノーリ(Cannoli)」。
そして、帽子の形をした「ジェノヴェーゼ(Genovese)」。
シチリアでは、頭の形「テスタ(Testa)や、帽子の形「カペッロ(Cappello)」をした料理&菓子を、見かけます。
シチリア出身の友人によると、昔から、色々な民族に侵略、支配されきたシチリア島。
当時の悔しさを、口に出して言うことが出来ないので、彼らの民族名を付けた頭や帽子の形をした食べ物を作り、食べたそうです。
ガブリ!( ←こんにゃろう!と言って、食べたかわ分かりませんが)
ジェノヴァ人という意味の「ジェノヴェーゼ」というお菓子の名の由来も、そうだと言われていました。
そして、こちらも伝統菓子のフルッタ・マルトラーナ(Frutta Martrana)。
果物を模したマジパンも作られていました。
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/33976135/picture_pc_0f44e37fbc5aeec3cab136b2e4daa3ae.jpg?width=800)
![画像4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/33976499/picture_pc_93bca401c913616c13ed9694c7f2939d.jpg?width=800)
(Frutta Martrana)
初めて見た時は、陶器の置物?と目を疑うほど、ツヤツヤ・ピカピカ。
コツコツっと指で突いて、硬さを確かめたくなります。
シチリアの、とても興味深いマジパン菓子のひとつです。
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【お菓子屋さん情報】
☆パスティッチェリア・ディ・マリア・グランマティコ
(Pasticceria di Maria Grammatico)
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