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とても有名な、エリチェお菓子屋さん「マリア・グランマティコ」

<イタリア旅行記(2013年 シチリア横断)no.31>

シチリア島の北西部に位置する山の町・エリチェ(Erice)。
ここに、とても有名なお菓子屋さんがあります。

「パスティッチェリア・マリア・グランマティコ
(Pasticceria Maria Grammatico)」。

シチリア島、イタリア国内はもちろん、日本でもシチリア通の方々に馴染みのあるお店です。
マリアおばあちゃんが作るシチリアの伝統的菓子を、大切に守り、作り続けられています。

お店に入って、目に飛び込んでくるのが、ショーケースに並ぶシチリアらしいお菓子達。
どれも、美味しそうです。

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お菓子のショーケース
(Vetrina di pasticceria)

中段・左奥から、ちょっと見えにくいですが
生クリームたっぷりの「マリトッツォ(Maritozzo)」、
半月型の「ボッコノッティ(Bocconotti)」、
緑のマジパンが魅力的な「カッサータ(Cassata)」、
シチリア菓子の代表格・筒状の「カンノーリ(Cannoli)」。
そして、帽子の形をした「ジェノヴェーゼ(Genovese)」。

シチリアでは、頭の形「テスタ(Testa)や、帽子の形「カペッロ(Cappello)」をした料理&菓子を、見かけます。
シチリア出身の友人によると、昔から、色々な民族に侵略、支配されきたシチリア島。
当時の悔しさを、口に出して言うことが出来ないので、彼らの民族名を付けた頭や帽子の形をした食べ物を作り、食べたそうです。

ガブリ!( ←こんにゃろう!と言って、食べたかわ分かりませんが)
ジェノヴァ人という意味の「ジェノヴェーゼ」というお菓子の名の由来も、そうだと言われていました。

そして、こちらも伝統菓子のフルッタ・マルトラーナ(Frutta Martrana)。
果物を模したマジパンも作られていました。

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フルッタ・マルトラーナ
(Frutta Martrana)

初めて見た時は、陶器の置物?と目を疑うほど、ツヤツヤ・ピカピカ。
コツコツっと指で突いて、硬さを確かめたくなります。
シチリアの、とても興味深いマジパン菓子のひとつです。


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【お菓子屋さん情報】

☆パスティッチェリア・ディ・マリア・グランマティコ
(Pasticceria di Maria Grammatico)



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