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霧に包まれる神秘の町・エリチェへ
<イタリア旅行記(2013年 シチリア横断)no.28>
シチリアの旅、2番目の滞在地・トラーパニ(Trapani)。
ここから、5km程、サン・ジュリアーノ山(Montagna San Giuliano)の上の小さな町・エリチェ(Erice)に向かいました。
交通機関は、ロープーウェイ。
お天気も良いし、景色を楽しめそうです。
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/56609102/picture_pc_a562e19ab18559d69de792ae06867fc9.jpg?width=800)
この山の奥に、目指す町・エリチェがあります。
さあ、乗車しましょう。
乗車時間は、10分程。
エリチェの町が見えてきた頃から、急に、霧が出てきました。
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/56611555/picture_pc_22a0ad3749c3e8d051a1ce4e4f150505.jpg?width=800)
(Sarò arrivando ad Erice)
濃霧になると停止することもある聞いていたので、ちょっと不安になりましたが、無事、エリチェに到着です。
すぐ陽が差してきたので、昼食時間まで町を散策することにしました。
まずは、エリチェの信仰の中心の教会でもある、こちらから。
![画像8](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/56743118/picture_pc_d4fd7bd04e62def87729820e0e4e7136.jpg?width=800)
( Chiesa Matrice / Duomo dell’Assunta )
ロープーウェイの駅から歩いてすぐ、町の西の端にあります。
14世紀初め建造、聖母マリアに捧げられた教会で、隣接する鐘楼とともに、何とも言えない、落ち着いた佇まい。
正面のバラ窓も美しく、心惹かれてしまいました。
内部は、19世紀に造り直されたそうで、楽しみにしていたのですが、
残念ながら、この時は、閉まって入場できず。
鐘楼にも登れると聞いていたのですが、こちらも、クローズでした。
お天気が良ければ、この塔の上から、海の向こうのチュニジアまで見えるそうですよ。
チュニジアを目にする機会は、そうありませんから、とても残念でした。
さあ、町の中に入りましょう。
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/56611613/picture_pc_503a528465e3df553c545251bb89eb27.jpg?width=800)
(Porta Trapani)
ここが、エリチェの町への入口。
目の前が、町のメインストリート、ヴィットリオ・エマヌエーレ通り
(Via Vittorio Emanuele)。
小さい町なので、ちょっと横に入ると、細い道もあります。
迷路のようだと、ワクワク歩いていたら、また、霧が濃くなってきました。
![画像4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/56611677/picture_pc_a5adaffa8a1276b46411fec319bcbc16.jpg?width=800)
![画像7](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/56611758/picture_pc_fb8b85cf38b92708ba49d15af9ae0a05.jpg?width=800)
(Erice con la nebbia)
「山の天気は、変わりやすい」
六甲山をもつ神戸に住んでいると、そんな言葉を、よく聞きます。
まさに、その言葉通りで、10~20分の間に、あっというまに霧に包まれてしまったエリチェの町。
迷子にならないよう、立ち止まり待っていたら、また10分程で霧が晴れてきて、不思議な感覚になりました。
でも、これも、神秘の町と呼ばれる理由のひとつなのかもしれませんね。
![画像5](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/56611715/picture_pc_f8d13859b3d3b63fd55662df78ccc005.jpg?width=800)
(Erice con nebbia chiara)
コロコロ変わる空模様。
予報では、晴れだしたが、山の天気は、変わりやすく、どうなるか分かりませんからね。
濃霧で、ロープーウェイが運休してしまうと、トラーパニに戻るのが難しくなります。
空模様に気をつけながら、過ごそうと思いました。
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北イタリア・ドロミテでも、お天気急変した時がありました。
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