ノラの遺跡

＜イタリア旅行記（2009年夏・サルデーニャ島&ローマ）no.58＞

やっと辿り着いた、ノラの遺跡（Rovine di Nora）。
足を踏み入れると、そこには予想以上の空間が、目の前に広がってました！

ノラも、古代都市のひとつ。
紀元前9世紀に、フェニキア人の寄港地として栄えた後、古代カルタゴ人、
古代ローマ人の都市となり、その後、衰退した街です。

その様子を遺跡から見ることが出来ます。

ローマ劇場（teatro romano）

小さな、小さな劇場で、カリアリや、ローマのコロッセオ（Colosseo）と
比べると、本当に、かわいらしい遺跡。
でも、この劇場（遺跡）も、夏のオペラシーズンで、舞台として使われるそうです。

客席から舞台を見ると、背景は、地中海。
夕暮れ時の、そのステージは、本当に、幻想的だそうで…。
想像するだけで、ワクワクします。

住居跡（Abitazione）

住居跡も、色々。
名家だったと思われる跡地には、床には、モザイク画が残っています。

モザイク床と言えば、思い出すのが、北イタリアのアクイレイア（Aquileia）のモザイク。
本当に、素晴らしかったな…。

ノラの神殿跡も見えてきました。
ここにも、4本の柱が残っています。

神殿跡（Rovine del tempio）

三方海に囲まれているノラの遺跡。
タッロス（Tharros）の神殿跡と、また雰囲気が違います。

2000年以上も前の、フェニキア人の港を目の前にして、
またまた、時を超えて、タイムトリップしていた私でした。