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堂本印象美術館(京都)に行ってきました!

訪れたかった「堂本印象美術館」(京都・北区)に行ってきました。

阪急電車・西院駅から、京都市バス「立命館大学行き」に乗車。
終点のバス停「立命館大学(衣笠キャンパス正門前)」で降りたら、
目の前に、その美術館が現れます。

京都府立 堂本印象美術館

大正時代から昭和にかけて、京都で活躍した日本画家・堂本印象(どうもと いんしょう)本人が設立し、1966年開館。
外観から内装まで、堂本印象自ら造り上げたデザインが詰まっている美術館です。

写真でも見ていましたが、やはり実物を見ると、圧巻!
「芸術は…、爆発だ!」と岡本太郎氏の声が聞こえてきそうで、圧倒されながら、入館しました。

この時は、堂本印象の弟子「堂本元次」の特別企画展が開催されていて、
新館では、師匠・印象の絵画と並列展示スペースもあって。
両者を比較しながら鑑賞でき、非常に、興味深かったです。

堂本元次・特別企画展

私が、堂本印象の名を知ったのは、随分前になりますが、京都・東福寺の仏殿の天井画「龍図」を見た時。
年月を経て、記憶の奥のほうに仕舞われていたのですが、
先日、京都・智積院の名宝のひとつとして、テレビで、堂本印象の襖絵が紹介され、あの「龍図」を書いた画家だ!と、点と点がつながったのです。

仏画、花鳥画など、伝統的な日本画を描いてきた印象ですが、還暦を前にして、画風が変わっていきます。
そして、1952年(61歳)、半年をかけて、パリを中心に、ヨーロッパを巡り、帰国後、滞欧スケッチ展を開催しました。

その時に描かれたものを、ポストカードとして手にすることが出来ました。

堂本印象・ポストカード

右下から時計回りに、
・コンコルド広場 「美の跫音(挿絵)」(1952年)
・ベニスのグランカナル(1952年)
・はるかなる海(1967年)

こちらは、ほんの一部。
金箔を使い、「クリムトのオマージュ?」と思わせるような作品もありました。
これらも、鑑賞できる機会があると良いな。

美術館の東向かいには、旧・堂本印象邸もあります。

旧・堂本印象邸

非公開ですが、83歳で亡くなるまで、ここで創作活動をしていたと思うと、感じ入るところがありますね。

再訪を重ねたい美術館でした。

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