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イタリア旅行記(中部)

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トスカーナ州、ウンブリア州、マルケ州、ラッツォ州。 現地を歩いて、見て、食べて。 一緒に、旅するように読んで頂けると嬉しいです!
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#シエナ

パンフォルテのお話

1)シエナについてトスカーナ州・シエナ(Siena)は、13~14世紀に、金融業で栄えた都市国家で、当時、勢力を広げていたフィレンツェ(Firenze)と、 トスカーナ地方の覇権争いをしていたほど経済力がありました。 ルネサンス芸術の中心地のひとつでもあり、その姿を残している旧市街は、貴重な歴史地区として、世界遺産登録もされています。 サリンベニ広場にあるのは、1472年創業・現存する世界最古のイタリア銀行「モンテ・ディ・パスキ・シエナ銀行(Banca Monte dei

最後は、シエナのシンボル・カンポ広場&マンジャの塔へ

<イタリア旅行記(2016年北イタリア)No.51> トスカーナ州の古都・シエナ(Siena)で、懐かしいエンツォの料理を食べた後は、シエナのシンボルでもある、カンポ広場(Piazza del Campo)へ。 ここも、懐かしい想い出の場所です。 カンポ広場&マンジャの塔 (Piazza del Campo & Torre del Mangia) 働いていたレストランの目の前の道を、真っ直ぐ歩くと着く、カンポ広場。 昼営業の後、休憩が1時間を切る時は、外の空気を吸うた

大好きなお二人、私の人生の恩人です

<イタリア旅行記(2016年北イタリア)No.50:番外編> トスカーナ州の古都・シエナ(Siena)のレストラン「リストランテ・ダ・エンツォ(Ristorante da ENZO)」。 イタリア料理修行のスタートの場所で、私の原点でもあります。 オーナーシェフのエンツォ氏、そして奥さまのソニアは、 私のイタリアのお兄さんと、お姉さん。 (「お父さん」と呼ぶと、私は、そんな年上じゃない!と怒るエンツォ…) 2000年になるミレニアムを挟んで半年程(1999年秋~2000

私の原点・リストランテ・ダ・エンツォでの昼食(シエナ)

<イタリア旅行記(2016年北イタリア)No.49> 私のイタリアの故郷・トスカーナ州のシエナ(Siena)。 働いていた「リストランテ・ダ・エンツォ(Ristorante da ENZO a Siena)」で、昼食を頂きます。 レストランの奥、賄いでも使っているたテーブルに座らせて頂きました。 懐かしいな…。 まず、山盛りのパンが運ばれてきました。 自家製パン・色々 (Pane vari fatto in casa) オーナーシェフのエンツォ氏は、初めピッツェリア

私の青春☆懐かしいシエナの街

<イタリア旅行記(2016年北イタリア)No.48> トスカーナ州のちょうど真ん中に位置する古都・シエナ(Siena)。 初めて訪れたのは、1999年の9月。 2ヶ月程、シエナ郊外の料理学校での研修準備を終えて、ご縁があって シエナのレストラン「Ristorante da ENZO」に入店。 シエナで暮らしていたのは、一年弱でしたが、やはり、今でも、私のイタリアの故郷は、と聞かれたら、「シエナです」と答えます。 バンキ・ディ・ソプラ通り (Via Banchi di S

私の料理修行のスタートの場・リストランテ・ダ・エンツォ(シエナ)

<イタリア旅行記(2016年北イタリア)No.47> フィレンツェ(Firenze)から、バスに乗って、シエナ(Siena)へ。 時間通り、バス停留所があるアントニオ・グラムシ広場(Piazza Antonio Gramsci)に到着できました。 この日は、水曜日。 広場の向かい側にある、チェザーレ・マッカーリ通り(Viale Cesare Maccari)から始まる、「水曜日の朝市(Mercato di Mercoledì)」も 開かれています。 水曜日の朝市 (Me

手刺繍のワッフルタオル☆使う度に、心ときめいています。

<イタリア旅行記(2010年マルケ&ウンブリア&トスカーナ)番外編> トスカーナ州のグレーヴェ・イン・キャンティ(Greve in Chianti)で、 一目惚れして、購入してしまったキッチングッズ。 手刺繍のワッフルタオルです。 手刺繍のワッフルタオル( Asciugamano waffle ) この凹凸のあるワッフルタオルは、よく水分を吸ってくれるんですよね。 手刺繍されているのは、赤唐辛子、セージ、鶏、オリーブの木。 う〜ん、可愛いです。 教室でも、洗った野菜や

幸運を呼ぶ豚

<イタリア旅行記(2010年マルケ&ウンブリア&トスカーナ)no.65> トスカーナ州のグレーヴェ・イン・キャンティ(Greve in Chianti)で、 とっても可愛らしい絵葉書を見つけました。 幸運を呼ぶ豚 (Maiale di porta fortuna) 綱渡りをしている、ころりんとした豚くん。 この、ぽっちゃり感も、堪らなく好きです。 「sinceri auguri(心を込めて、おめでとう)」 心からのお祝いメッセージを送る葉書、お祝いカードとして使うよ

【レストラン情報】キャンティでの昼食③

<イタリア旅行記(2010年マルケ&ウンブリア&トスカーナ)no.64> キャンティでの最後の昼食。 この日は、事前チェックはせずに、グレーヴェ村を歩いていて、ちょっと気になっていたお店で頂くことに。 白を基調とした店内は、明るく、心地良い空間です。 メニューを見ると、大好きなトスカーナ郷土料理が、ずらっと並んでいます。 う~ん、迷います! でも、やっぱり、これだ!っと、まずは、コテコテのトスカーナ料理を頂きました。 リッボリータ (Ribollita) たっぷりの

有料
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オリーブオイルの試食

<イタリア旅行記(2010年マルケ&ウンブリア&トスカーナ)no.63> トスカーナ州・グレーヴェ・イン・キャンティ(Greve in Chianti)滞在、 最終日。 この日も、村のエノテカへ。 でも、ワインの試飲じゃありません(笑)。 この日は、エノテカの一角にある、オリーブオイルを試食するために足を運びました。 トスカーナ州は、オリーブオイルの名産地でもあります。 州内の美味しいオイルを、ワイン同様、有料ですが、試食することができるのも、魅力的です。 有料で、ス

キャンティの街並&ワイン畑

<イタリア旅行記(2010年マルケ&ウンブリア&トスカーナ)no.62> トスカーナ州・ワインの里、キャンティ(Chianti)の街を歩きましょう! 地図(Mappa) まずは、地図で、グレーヴェ村の全体像、そして、今、私がいる場所の確認をして、散策のイメージをします。 やはり、拠点となるのは、村の中心地・マッティオティ広場でしょうか。 広場を出ると、キャンティのシンボル「黒い鶏(Gallina nera)」の像が、ありました。 シンボル「黒い鶏(Gallo ner

キャンティでの昼食 ②

<イタリア旅行記(2010年マルケ&ウンブリア&トスカーナ)no.61> トスカ州・ワインの里、キャンティ(Chianti)滞在・2日目。 この日の昼食も、宿泊しているホテルのレストランへ。 旅も終盤に入ると、食いしん坊の私も、さすがに、胃腸も少し疲れ気味。 無性に野菜が食べたくなり、この日は、軽めにしようと思い、注文したのが、 こちら。 カプレーゼ (Capurese) 運ばれてきて、その盛り付けに、惚れ惚れ。 アバウトなんだけれど、なかなか、こうは盛り付けられませ

【エノテカ情報】キャンティ・ワイン

<イタリア旅行記(2010年マルケ&ウンブリア&トスカーナ)no.59> キャンティ(Chianti)地区は、広大なぶどう畑が広がり、ワイナリーも多く点在します。 車があれば、いくつかワイナリーを見て回れるのですが、私は、残念ながら、車は無く、ツアーも、インフォメーションで調べたのですが、日程に合うものがなかったので、ワイナリー巡りは、あえなく断念。 ホテルのスタッフさんに教えてもらった、ここグレーヴェ村の「エノテカ」へ伺うことにしました。 広場から、歩いて5分程。

【宿泊&レストラン情報】キャンティでの昼食①

<イタリア旅行記(2010年マルケ&ウンブリア&トスカーナ)no.58> 美味しいと評判のレストランへ、伺います。 ホテル併設のレストランでの食事は、ゆったりできるし、 食後も、部屋に戻って、ゆっくり過ごせるのが嬉しいですよね。 早速、お料理を注文です。 ハウスワインをお願いしたら…、な、なんと! キャンティ・クラシコ DOCG(2007)(サグローナ) (Chianti Classico DOCG 2007 (SAGRONA)) やっぱり、ここは、キャンティ地

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