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6/16 『SCOPE R4』 インプレ

■SCOPE R4 の仕様

『SCOPE R4』は、チューブレスレディのタイヤ方式を採用したリムハイト45mmのオールラウンドタイプのカーボンホイールである。

『Scope R4』の仕様は以下の通り。

タイヤ方式:チューブレスレディ
カラー:ブラック、ホワイト
リムハイト:45mm
リム外幅:26mm
リム内幅:19mm
セット重量:1,520g(リムブレーキ)、1,557g(ディスクブレーキ)
ハブ:スコープオリジナル
スポーク:サピム CX-RAY(リムブレーキ)、サピム SPRINT(ディスク)

ラインナップとしては、このR4の他に、走り出しの軽いリムハイト30mmのR3、平地番長のリムハイト55mmのR5、オフロード用のリムハイト23mmの02がある。

ちなみに、シクロクロスではリムハイト30mmのR3を愛用している。
R3はヒルクライムで特に性能を発揮するとメーカーがうたっているだけあって、漕ぎだしはかなり軽いのでシクロクロスでの適性が高い。
去年、ロードに混ざってシクロクロスで走る場面が何度かあったが、クソ重いブロックタイヤにも関わらず問題なく付いていくことができ、漕ぎだしだけでなくホイールの回転性能の高さを感じた。

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■SCOPE R4(リムブレーキ)インプレ

5/12にチューブレスレディのタイヤを装着して、そこから約2000kmを走ってのインプレ。

①直進性能 ★★★★☆
45mmのハイトとリム内側のラウンド形状がエアロ効果を高めているようで、向かい風で無ければ35kmph~を苦労なく維持できる。

横風のシーンでは、リムハイトの高さにしては煽られる感じが少なく優秀。上記のリム内側のラウンド形状が効いているものと思われる。

②登坂性能 ★★★★☆ /漕ぎだしの軽さ ★★★☆☆ 
一般的な概念では、漕ぎだしの軽いホイールが登りで速いホイールだ。だが、このR4は違う。漕ぎだしは軽くない。だが登りは予想外に速い。
それはそうである。重量は1520gで決して軽くは無いので漕ぎだしが軽くないのも頷ける。だが、一旦スピードに乗せると維持しやすく、回転性能の高さを感じる。
この1ヶ月、県内のKOMを数多く獲得したが、平均勾配8%といったセグメントでもなんで?と思うほど良いタイムが出た。

③コーナリング ★★★★★
リムハイトの割に全く癖が無く、不安なくコーナーに突っ込める。
この癖の無さはどこから来てるんだろうと考えたら、おそらく横剛性の高さ。どんだけもがこうがシュータッチすることが一切ない。つまり横剛性がかなり高い。
自分が思ったラインを安心して攻めることが出来るのは、ホイール選びにおいて重要なポイントだ。

④スプリント ?
コロナ禍において、人と走る機会が皆無だったので、競った際のスプリント性能は不明。
横剛性の高さから察すると、パワーある人がガンガン踏んだらその分加速していくと思う。

⑤コスパ ★★★★★
定価18万円。
この価格帯にして上記の性能、これは『コスパ高すぎ!』と言わざるを得ない。
この1本があればすぐにレースに出れるし、取り扱いにデリケートな部分は無いので日常使用も問題なし。
手ごろな価格で高性能のチューブレスレディのホイールを導入したい方、練習もレースも1本で済ませたい方、『SCOPE R4』はそんな方にオススメだ。

■なぜ重量の割に登りで速いのか

SCOPEのハブは、スウェーデンの自動車部品メーカーであるSKF社と共同開発したものだそうだ。OEMを利用しないことろに拘りを感じる。
そんな独自のハブに加えて、高剛性、全体としてのホイールバランス、それが登りの性能に貢献しているんだろうか。

ん?なんかこの感じのホイールが国内メーカーにあったぞ。軽くないのに登りがバカ速いホイール。ホイールの良し悪しは重さで決めるものでは無いことは、もはや常識となりつつある。

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意識の仕方、ちょっとの工夫、継続、そんな少しずつの積み重ねで、同じ練習内容でも得られる結果は変わってきます。沖縄4位、ニセコ総合優勝、国体ロード7位、乗鞍2位、Mt.Fuji優勝、数々の戦歴を残してこれました。いまは年齢に抗いながら、新たな工夫や意識を加えながら日々努力。一緒に頑張りましょう!!!

40代半ばのサラリーマン。そんな筆者が、家庭と仕事のバランスに苦悩しながら、ツールド沖縄、ニセコクラシック、マスターズ全日本選手権で上位を…

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