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Leef Cantare Digital Pack 600 (Archival)

★アーカイバル 
2000年 残念ながら600万画素の実力は、小さなデータしかないので再現できない。このころはまだネットが遅く、大きな写真をUPする習慣がなかった。

2000年4月記事
プロ用デジタルカメラ(正確にはデジタルカメラバックという)
Leaf Cantare600 を使用してTWILIGT-TWISTを試してみた。

通常のデジタルカメラの弱点は、長時間露光ができないということだ。しかしこのLeaf Cantareという、Hasselblad(他にMamiya,Fujiにも)に対応したデジタルカメラバックは600万画素、一色あたり14bit/pixel、そして冷却装置を持ちCCDサイズが(2043x3072ピクセルCCD)35mmフルサイズ程もある。しかもなんといっても1/1000~32秒もまでもカバーしていることが特徴だ。今回のような、
ペンライトを使用した長時間露光撮影は、通常のデジタルカメラでは全く不可能だ。なにしろ撮影は10秒から20秒の露光時間をかけて撮影している。デジタルカメラの弱点は長時間露光にあるわけだから。だからこのLeaf Cantareはこのような撮影ができる、

現在唯一のカメラだ。感想は、写真を撮るという作業事態、銀塩写真となんら変わることがなかった。違っていたのは、すぐに最終原稿が見られるということであり、現像を待つという、

ひとつの情緒的なものがなくなったことだ。そして瞬時に撮影した原稿ができあがるので、チェックはすみやかにできる。しかもそれがカットとしては最終原稿であるわけなので、撮影のOK出しが、その現場にいる全員に平等に公開されてしまう。セレクションがカメラマンの個人の意思というよりは、その現場にいた全員の総意になる可能性がある。冗談のように言えば、カメラマンはただのセンサーのようになり、モニターを見ているディレクターが、写真の意思決定権を持つようになる可能性がある。カメラマンは写真家ではなく、テレビ局のオポレーター・カメラマンのように、たんにフレーミングするる、肉体的技術者になる可能性もある。

現在の問題点はカメラの価格の問題だけだ。このカメラは350万円もする。いくらフィルムをつかわず、その分が経済的といっても、今の状態では減価償却するには、個人では無理だと思う。ただ、近い将来、このレベルのデジタルカメラがリーズナブルになれば、
確実に銀塩写真の90%はなくなることは目に見えている。技術的にはすでに銀塩写真と同等のレベルまできている。

残された課題は経済学だけだ。ただ写真を撮るという作業は、今までとなんら変わらず、クリエイティブな部分では今よりも広がるので、より自由な表現が可能になると思う。ただ、銀塩写真が完全になくなることはないと思う。それは写真の歴史の問題であり、

写真のたった170年の歴史であっても、表現からいえばすでに銀塩写真で大筋は完成しているからだ。いくらデジタルで自由に表現をアレンジしたところで、写真を撮るという、究めて写真的な、撮るという作業は何ら変わることがないからだ。だから最後まで、モノクロームの銀塩写真は、細々とながらも生きのびると思う。かつて写真表現を創造した偉大な先人たちと同じ土俵で生きていたいのならば。
と、言っても実は確実にデジタルに世の中は流れている。それは、世界的なエコロジー、環境問題の流れだ。水を汚してしまう銀塩写真は、これからますますコスト的に窮地に追いやられるだろう。そして、フィルムを使わないデジタル写真の優位性は、経済学としても圧倒的に勝利するだろう。その結果、銀塩写真は、「銀塩写真」というジャンルに封じこめられるだろう。まあ、古典芸能のように、守られるかもしれないが。


この詳しいレポートはCOMMECIAL PHOTO SERIESDG[デジタルグラフィティ]の10号、(2000年4月発売)で紹介している。印刷特性などはそちらで確認してほしい。

Model :Lana (Red Models) Stylist: Masako Kato Hair&Make-up :Tomoko Sato
Hasselblad 553EL 50mmf4.0 Leaf Volare Digital Camara back 
15sec.f=5.6  TwilightTwist
(この2点の写真はサイズ以外、基本的にデジタル処理はなにもしてません)


2000年に発売された、Leaf(リーフ)の「Leaf Digital Pak」は、当時としては画期的な35mmフルサイズセンサーを搭載したデジタルカメラです。画素数は600万画素で、解像度は2816×2112です。
このカメラは、プロのフォトグラファーや写真家から高い評価を受けました。その理由は、高画質な写真が撮影できることと、堅牢なボディと優れた操作性です。
600万画素のLeaf Digital Pakは、現在では入手困難ですが、中古市場では高値で取引されています。
600万画素のLeaf Digital Pakで撮影された写真は、細部まで精細に表現されており、迫力のある仕上がりになっています。また、高感度性能も優れているため、暗い場所でもノイズの少ない写真を撮影することができます。
このカメラは、デジタルカメラの歴史において重要な役割を果たしたと言えるでしょう。
以下に、Leaf Digital Pakの特徴をまとめます。

  • 35mmフルサイズセンサーを搭載

  • 600万画素

  • 解像度2816×2112

  • プロのフォトグラファーから高い評価

  • 堅牢なボディと優れた操作性

  • 現在では入手困難

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