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紙の写真集が偉いのか? amzon Kindle 横木安良夫の写真集

ここのところ、amazon kindleの仕組みが少しわかりやすくなった。特に売り上げレポートが格段に明確になった。その結果、販売より、kindleアンリミテッドのロイヤリティが有利なことが分かった。これまで買ってもらうために定価を安くしていたが、今後は定価は少し高めにして、アンリミテッドの会員が無料で見れる、ページの既読量が重要だということらしい。電子書籍が日本ではアメリカのアマゾンほど自由ではなく、いろいろな問題点があるが、今後は個人でも戦略を練ることで活気がでるかもしれない。

デジタル写真集で何かができるのかを考えた写真集です。紙の本では、このような写真集は様々な理由で作れません。実験的な写真集です。
2018年、六本木にあった、Bar山﨑文庫で写真展の写真。「Scraps1949-2018を」kindle写真集にした。353ページ。それを2022年再編集して出版。8月15日まで、¥500.

写真集CRP 一番最初の記念すべき写真集だ。2008年6月と9月にウラジオストクを訪れ、GRデジタルとGX200で撮った写真だ。これは3:4のフォーマットで作ったもの。表紙のロゴを今回リニューアルした。価格は250円から600円にしている。データを見る限りアンリミテッドの収益が多い。実は、2009年11月にGXRで撮った写真が収められている。2015年に編集した時、勘違いした。

2008年6月と9月に訪れたときの写真。GRとGX200で撮っている。ウラジオストクはフィルム時代の1999年訪れている。その時は、ソ連が崩壊しロシアは経済的に破綻した時代、街もひっそりとした。その時の写真は、下に1999年版に収めてある。2008年はすっかり経済が持ち直し、ショッピングセンターやレストランも欧米と変わらなくなっていた。若者は英語を話し、開放感があった。日本観光客もけっこういて、寿司レストランもまあまあだった。

1999年僕は、新潟から1時間半でいける、西洋、極東ロシアの都市ウラジオストクを訪れた。その頃、モデルクラブを経営している在日のロシア人と知り合い、東京で日本語を学んだ、彼女の弟がウラジオストクにいるということ、ビザなどの手配をしてくれるということで、行ってみることにした。その頃、ベトナムやキューバ、に通っていたので同じ社会主義の国を、内側から見るチャンスだったので即断で決めた。アサヒカメラと光文社のフラッシュ、あといくつか雑誌の記事の約束をした。取材費が潤沢なので、アシスタントも連れて行った。カメラは4x5から35㎜まで。大がかりだ。上の写真を縦にトリミングしてアサカメの表紙になっている。ちょっとスキャニングデータが甘く、もういちど取り直して作り直したいと思う。アンリミテッドの人は、是非ご覧ください。

1994年に初めてベトナムを訪れて、すっかりベトナムに魅せられかれこれ20回以上行った。紙の写真集として1999年に出版した「サイゴンの昼下がり」があるが、これは北部、少数民族を撮ったもの。私家版、しかも手製の写真集¥50000 275ページ。ところがその写真集が不明だ。誰かに貸したのだが、覚えていない。そこで電子版を作った。ページ構成は同じものだ。撮影は、EosKissDigitalの第1号。品川キャノンの3Fのギャラリーで展示した。1mx1.4mぐらいに伸ばして皆に驚かれた。

写真集 あの日の彼 あの日の彼女1967-1975 は、タレントばかりの写真集しか作っていなかった僕にとって、始めての写真集だ。当初写真をはじめてからデジタル直前までをまとめるつもりでいた。個人的な写真は全部モノクロだったからだ。ところが昔の写真を見ているうち、プロになるまでの写真で成立すると思った。なので1975年の9月に独立するのだが、その年までの写真で構成されている。それなりにいろいろ考えていたのだと思う。街のスナップだけではなく、ハッセルで撮った、ポートレイトスナップも含まれている。ストリートスナップもポートレイトも混在するのが僕のスタイル
だ。

↑写真展についての紹介

90年代、女性の写真集をたくさん撮った。まあ、僕は純粋なグラビアカメラマンじゃないので、それほど多くない。その時、新進の黒沢あすかを撮り、仲良くなった。彼女に作品を撮りたいというと、快諾してくれた。昭和71年は存在しない。この写真はすべて三脚に据え、セルフタイマーで撮っている。カメラはポラロイドランドカメラ195 フィルムはPolaroid 665Film。
モデルは若き黒沢あすかと、僕。分かったことは、プロではない僕は、セルフのシャッターを切って所定の場所に走る。ただ立つだけ。そのほうが自然に映ることを知った。

2009年からテレビ朝日、キヤノン提供の、「世界の街道をゆく」のムービーと写真を担当した。移動中は運転手の隣に座り、寝ることもなく撮りまくった。表紙のアイルランド撮影中、コーディネーター件ドライバーの様子が変だ。何度も寝そうになっている。僕は素早くハンドルを抑えた。
アイルランドの田舎道は不思議だ。バスが対面で通れるギリギリ、左右はぎりぎりまで生垣が続いている。この写真は車道側に余裕があるが、生垣が道路まで迫っているところもある。トラックもバスもビュンビュン走っている。驚いたことに、この狭い道の制限速度は100キロだ。

2018年、六本木にあった、Bar山﨑文庫で写真展を開催した。テーマはなく、子供のころの写真から、学生時代、アシスタント時代、そしてフリーになったプロ写真家の時代の写真を、羅列した。途中写真を入れ替え、2か月にわたって展示した。そんな乱雑な写真、Scraps1949-2018を、kindle写真集にした。353ページ。

2011年、品川キヤノンギャラリーSでひと月写真展を開催した。タイトルはGLANCE OF LENS その時の写真を再構成している。やはりこれも、雑多な写真の集積だ。

Distance  to The Horizon  地平線までの距離  地撮り写真
2006年だったかな。GRデジタルが発売された。コンパクトな素晴らしい写りのカメラだ。ただ問題は感度とブレだ。あまりにぶれやすいので、僕は最新の注意をしてシャッターを切った。ある時、地面が三脚だと気づいた。それからは犬の目ならぬ、虫の目、画面の真ん中に水平線が来る写真を撮りまくった。地下鉄のホームに、突然しゃがみこんで撮る。あやしい。でも不思議と咎められることはなかった。

Girls in Motionといテーマで、クルマ雑誌NAVIで連絡をしていた。主題の女性の上半身のアップ。それと風景の中の彼女。当初は4x5のフィルムカメラだ、リンホフスーパーテヒニカと、スーパーアンギュロン65mmf8で撮っていた。途中から、ソフトバンクのカメラ雑誌(廃刊)では、デジタルカメラで撮っている。

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