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椎間板ヘルニアからの坐骨神経痛

 岡山のレースのあと、左脚の付け根から裏側が痛くなり、いわゆる座骨神経痛の症状だ、ということは直ぐに気づきました。やぶ医者でもそれぐらいは分かります。最初は歩くと3分ぐらいして痛くなるのでしたが、16日のスティングのコンサートに行った日は、歩くとすぐにいたくなり、かつ、立ってもいられなかったので、ファンの皆さまがスタンディングしているのに、私ひとりその中でぽっつり座ってコンサートを聴いている状態でした。
 翌日は友人がファリャのコンチェルトを弾くというので、神戸に聞きにいきました。座っている分にはまったく問題なくて、ファリャのコンチェルトというよりは、むしろピアノ付き交響詩というのが面白かった。ファリャについてはまた機会があれば、どこかで書きたいなあ。
 この頃には、腰椎と仙骨の角度によって痛みが出たり消えたりするので5番目の腰椎と仙骨の間の、神経が圧迫されているのだろうなあ、とやぶ医者ながら想像していたところでした。翌日は阿波シクロクロスだったので、神戸からそのまま淡路島の南側の温泉ホテルで、体を癒そう、と思っていたのですが、もし神経根が圧迫されているのだったら、温泉では治らないということも気づいていました。でも痛いということは藁にもすがりたくなるものです。レースは徳島のかなり入ったところであるので、途中、鳴門のドイツ人捕虜収容所と、脇町という「うだつ」があがるという町をゆっくり、というのも3分以上は歩けないからを見てまわり、三好のレース会場につきました。
 レース、出ようかどうか、迷ってました。脊髄後根の感覚神経の圧迫だったら、運動機能には関係ないハズ?という勝手な言い訳をしながら、とりあえず、前日試走。実は座っているという状態は自転車でも同じなんです。自転車にのっていると、脚は痛くない。しかしそこはシクロクロス。シケインという40センチぐらいの高さのバリアもあるし、途中のクランク状のガタガタした路面では降りた方が速そうだし。ということで前日試走はシケインにはいかず、クランクも全部乗って試走しました。
 今シーズンは開始早々から腰痛になやまされてました。多分今回の症状と原因は同じなのでしょうね。加齢のせいもあり、まったく調子があがらず、M1カテゴリーを維持するポイントもギリギリ。特に今年からは新しいポイント制度になったし、35歳からマスター走れるようになったこともあり、人数が増えて、1レース100人というときもあって、参加者が多い関西では50位以下には1ポイントしかつかないような事態になっていました。私だけでなく、私のようなおっさんは皆、苦しめられているようでした。
 まあ、なるようになるさ、と前日は他のスタッフと同じくキャンプ場ロッジに泊まってBBQを楽しみました。レースはでなくてもいいやぐらいの気持ちでした。
 ところが当日になると、やっぱり血がさわいでしまって、とりあえずレースには出走。師匠Mさんにも私よりも年上のMさんにも抜かれてしまいましたが、なんとか完走。シケイン越えは数秒しかかからなので、痛みを感じる間もなく終わりました。ポイントも少しもらえてラッキー。レースカレンダー上残りは広島のみですが、これは多分行かなくてもカテゴリーは維持できそうです。
 翌月曜日は朝職場にいってから、午後は東京出張。空港とかは長距離あるかされるなあ。2つの会議をしてから、友人が主催するミロンガに・・・といっても踊れるわけないじゃないですか。しかし会場が西麻布のバーで、雰囲気がいいのと、素敵なお姉さまたちがさそってくださるのと、敏郎リバローラと・フアン・ギダのショーもあるというので、飲みにいきました。誘われて踊ってみると1曲がぎりぎり。1タンダも持たない3分間男、でした。
 翌朝大阪に戻り、さっそく受診。ゴンゴンと喧しい音を立てながら私の体の水素元素を整列させているMRIという機械に入っている間、まさかまさか悪性腫瘍による神経圧迫の可能性はないかな、とか余計な心配ばかりしていました。その結果が上のMRIのとおりでした。左の腰椎と仙骨の間の椎間板が、骨の間から飛び出して(この状態をヘルニアといいます)、脊髄から出てくる後根神経幹を圧迫しておりました。
 これではロキソニンは効きませんから、リリカという薬をもらいました。
 治療は手術です。多分内視鏡で出来るということでした。手術日はまだ決まっていません。早い方がいいなあ。
 それと、後根神経節だから、座って運動はできるはず。ということで、ローラーのトレーングは続けましょう。ローラーまでたどり着くかどうかは痛みとやる気次第ですね。
 やぶ医者が書く腰椎ヘルニア、座骨神経痛の記録。しばらくお付き合いください。

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