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未プレイ・初心者向けShadowverse講座 1 基本情報・対戦光景1/練習試合

1.あいさつ

noteにシャドウバースに関する記事が少なく、せっかくだから書いてみようと思い、記事を立ち上げてみました。

方針としては

- 未プレイ・初心者向け
- 対人戦のおすすめデッキのような攻略情報よりもゲーム内容の紹介を重視

として書いていくつもりです。攻略情報に関してはある程度のプレイ時間はあるとはいえ自分よりももっとうまい人が多数いるので、その人たちにお願いすることにします。

今回の記事は基本情報および対戦の流れについて書いていきます。内容の都合上、記事が長いので適当なところで分けて読んでもいいかもしれません。

2.基本情報

とりあえず、シャドウバースを全くわからない人が聞きそうなことをQ&A形式で並べてみました。

Q:Shadowverse(シャドウバース)とは何ですか?
A:Cygames(サイゲームス)がリリースしたデジタルカードゲーム(DTCG)です。

Q:デジタルカードゲームとは何ですか?
A:カードゲームをコンピュータ上で行うゲームです。プレイヤーも所有するカードは電子情報として所有しています。ただし、アーケードゲームの場合は紙のカードで所有する場合もあります。

Q:シャドウバースはいつから始まっていましたか?
A:2016年6月から始まりました。以降、3か月ごとに新パックの発売や公式大会が開催されています。

Q:遊ぶのにいくらかかりますか?
A:いわゆる「基本無料+アイテム課金制」です。ただ課金要素は必須ではありません。あれば快適に進められる可能性が出てくるというものです。

Q:コンピュータ相手のソロプレイだけでも遊べる?
A:ストーリーモードがあるので遊べると言えば遊べます。しかし、基本的に対人戦を楽しむゲームです。

Q:どういう形式の対戦が基本?
A:ランダムマッチングで1対1で自分が作ったデッキを持ち込んで対戦する形式になります。あくまで基本であり、それ以外の対戦形式も用意されています。

Q:1回の対戦でどのくらい時間がかかりますか?
A:10分前後。ただ、両者決め手に欠いて試合展開が膠着したり、大会シーンで成績・賞金などがかかって長考していると10分どころでなくなる場合もあります。

Q:何してるんですか?
A:それはナスDに聞いてください。


ある程度シャドウバースについてわかりましたか?

これで「シャドウバースのことよくわかったわ」とか言う人はいないと思います。なぜならシャドウバースに関するごく基本的な情報は出したものの、肝心な対戦の流れについては何も話していないからです。次は対戦の流れを初心者のプレイの光景(という設定)を見ながら解説していきたいと思います。

※対戦風景は第12弾環境(2019年4月~6月)のカードで行っています。

3.前半

「よーし、練習するぞー」

今からコンピューター相手に対戦を始めようとしているのは、友達のロザリアが遊んでるのを知って最近シャドウバースを始めたアリサ。ストーリーモードをちょっと遊んで、ありあわせのカードで作ったデッキで対戦するようです。

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相手はローウェンの上級にしたようです。

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録画したらエンコードが面倒そうな火山ステージで対戦。対戦開始時に対戦相手の名前、称号(横長の奴)、エンブレム(左についてる缶バッジ)が表示されます。下側が自分、上側が対戦相手です。

シャドウバースの勝利条件は、先にプレイヤーの分身であるリーダーの体力を0以下にすることです。そのために自分のデッキのカードを使って、相手を攻撃したり自分の体力を守る行動をとることを行います。

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先攻・後攻はランダムで決められます。今回はアリサが先攻、ローウェンが後攻になりました。

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※画像は「手札に戻す」というおかしな日本語になってますが、正確には「手札に残す」です。

その後、デッキから3枚引いて現状の手札の交換を行う機会が与えられます。3枚すべてではなく1枚単位で交換可能です。ゲーム内で詳しく説明されていないのですが、交換したカードは「デッキに入れる前に同じ枚数引いてからデッキに戻す」挙動になっているようです。

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カード交換を終えると先攻の1ターン目が始まります。

〇先攻1ターン目

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ターンの始めには必ずデッキからカードを引き(ドロー)、カードのコストとして要求されるPP(プレイポイント)の最大値を1増やして(最大値は10)、残りPPを全回復させます。カードゲームによっては先攻の1ターン目ドローができないものもありますが、シャドウバースはドロー可能です。なので先攻1ターン目には手札が4枚あることになります。

PPの最大値・残りPPは右側に、カードのコストはカードの左上の緑の丸の中に書かれています。コストが残りPP以下なら使用可能です。1ターン目に最大値が1増えてPP最大値は1、残りPPは1です。

現状1PPしかないので《フェアリーサークル》しか使うことができません。このカードは手札に《フェアリー》というカードを2枚加えるカードです。

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《フェアリーサークル》を使うと残りPP0となり、どのカードも使うことができなくなりました。ターン終了を選んで相手に手番を渡します。

〇後攻1ターン目

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先攻のターン開始時同様デッキからカードを引き、PP最大値を1増やして残りPPを全回復させます。ただし、後攻は後から追いかける展開になる分のハンデとして1ターン目ドローが2枚になります。なので1ターン目後攻手札は5枚で始まります。

ローウェンは1コストで使える手札がなかったのかターンエンド。余談ですが、ソロプレイモードのCPUは特定のカードを使う、特定の行動をとるたびにしゃべったりします。ちょっとにぎやかですね。

〇先攻2ターン目

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カードを引いてPP最大値を増やして残りPPを全回復。PP最大値・残りPPは2、手札は6枚になりました。

コストが残りPP以下のカードは《森荒らしへの報い》と《フェアリー》2枚。どちらを使うかですが、ここは《フェアリー》2枚を使います。

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最初に使った《フェアリーサークル》とは違い、場にカードが出て左下・右下に数字がついています。

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これはフォロワーと呼ばれるタイプのカードで、これらには攻撃力(左下の数値)・体力(右下の数値)が設定されています。フォロワーは場に出た次の自分のターンで攻撃が行えるようになり、相手の体力を減らすことができます。

手札にもある《火焔の軍神・ヤヴンハール》や《マグナボタニスト》もフォロワーに該当するカードです。

一方、《フェアリーサークル》や手札にある《森荒らしへの報い》はスペルと呼ばれるタイプのカードで、フォロワーのような攻撃力・体力もなければ、自分の場にカードが出ることがありません。使った後はすぐに使い終わったカードが置かれる墓地に送られます。

《フェアリー》2枚を出した理由としては、勝利するために相手の体力を減らしていくことが必要なので、相手の体力を減らせるフォロワーを出すという選択をしました。ただ、それ以外に《森荒らしへの報い》を使わなかった理由がありますが、それはまた後で。

〇後攻2ターン目

カードを引いてPP最大値を増やして残りPPを全回復。PP最大値・残りPPは2、手札は6枚。以後もターン開始時の流れは変わらないため、ターン開始時の処理の文章は以降カットします。

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ローウェンはPPを2使い、《ドラゴンライダー》を場に出しました。このカードもフォロワーなので攻撃力・体力が設定されています。しかもフェアリーよりも数値が高い攻撃力2体力2です。

〇先攻3ターン目

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前のターンに置いた《フェアリー》2体が攻撃可能になりました。相手を攻撃したいのですが、相手の《ドラゴンライダー》が気になります。フォロワーは相手に攻撃する以外に相手のフォロワーを攻撃することができます。

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この場合、自分と相手のフォロワーはお互いに同時に攻撃を行い、体力が(現体力)-(攻撃した側の攻撃力)の計算結果となります。もし《フェアリー》が《ドラゴンライダー》に攻撃を行うと、《ドラゴンライダー》は現体力2から《フェアリー》の攻撃力1を引いて《ドラゴンライダー》の体力は1、《フェアリー》も同様の処理を行い、体力が-1になります。

フォロワー同士の攻撃の結果体力が0以下になれば、そのフォロワーは倒されて場からなくなり、墓地に送られます。この処理をゲーム中では破壊と呼んでいます。《フェアリー》と《ドラゴンライダー》の攻撃が発生すると、《ドラゴンライダー》の体力は減るものの《フェアリー》が一方的に破壊されてしまうことになります。

フォロワーの体力は自然に回復することはありません。もう1体の《フェアリー》で《ドラゴンライダー》へ攻撃を仕掛ければ攻撃力1で体力1を0にして《ドラゴンライダー》を破壊することができますが、1体相手に2体で攻撃を仕掛けるのは明らかに損な行動になります。

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しかし、スペルの《森荒らしへの報い》が解決策になります。このスペルの効果は2PP使い、フォロワー1体に2ダメージを与えて、《フェアリー》を手札に加えるというものです。これなら場にいる《フェアリー》で相手を攻撃しつつ、《ドラゴンライダー》を倒すことができます。

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と、いうことで《フェアリー》で相手を攻撃します。1体のフォロワーが1ターンにできる攻撃は誰に攻撃を仕掛けても、基本的に1ターンに1回までです。

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相手への攻撃ではフォロワーの体力が減ることはありません。

PPは1余っており、《森荒らしへの報い》の効果で得た《フェアリー》を場に出すこともできますが、温存してターンを終えました。

〇後攻3ターン目

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ローウェンは3PP使い、《ドラゴンナイト・アイラ》を場に出しました。このフォロワーは「ラストワード」という破壊されると発動する効果がついており、このフォロワーについたラストワードの効果は「自分のPP最大値を+1する」効果です。ターン始めに必ず増えるPP最大値をターンの途中で増やせるなんてずるいですね。

〇先攻4ターン目

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《ドラゴンナイト・アイラ》も体力が2で《森荒らしへの報い》を使えば倒すことができます。しかし、上で書いたとおり、「破壊されればPP最大値が増える」という倒されてもお得というフォロワーなので、わざわざこちらから倒したくありません。幸い体力はまだ1点も削られていない余裕のある状況なので、横着して相手フォロワーを無視していい場面です。

こちらは《フェアリーウィスパラー》を場に出しました。このフォロワーは2コストで攻撃力1体力1とコストのわりに貧弱ですが、「ファンファーレ」という手札から出した直後に出る効果を持ちます。このフォロワーのファンファーレは「《フェアリー》を2枚手札に加える」効果、つまり《フェアリーサークル》と同じ効果を持っています。

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そして残った2PPで手に入れた《フェアリー》2枚をすぐに出します。場には攻撃力1体力1とはいえ5体も並ぶ、数の暴力といえる展開が成立しました。

この手のいいところは《ドラゴンナイト・アイラ》がラストワード狙いで破壊される展開を防げることです。攻撃力1のフォロワーしかいないので体力が1残って破壊できない上に、1ターンの攻撃は1回までなので1度攻撃を終えればもう動くことはできません。その上1体フォロワーが倒れても、まだフオロワーが4体残っているので、倒しきれなかったフォロワーでさらに相手を攻撃し続けることができます。

この後は前ターンから残っていた《フェアリー》2体で攻撃してターン終了します。

〇後攻4ターン目

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ローウェンのターンが始まると突然、進化可能という文字が。

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そしてローウェンは前のターンに出した《ドラゴンナイト・アイラ》で《フェアリー》を攻撃して破壊、

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さらに、新たに出した《ドラゴンナイト・アイラ》が突然パワーアップして、攻撃力・体力が2ずつ増加、

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その上このターンに出したにもかかわらず攻撃を行い、《フェアリーウィスパラー》を攻撃して破壊。勝手に強くなった挙句、場に出したカードは1ターン待たないと攻撃できないのにいきなり攻撃。やりたい放題。

これは進化と呼ばれるシャドウバース独自のシステムです。進化すると強くなり、すぐに攻撃ができ、場合によっては追加効果も発生する、とても強い行動がとれるシステムです。ただし回数や使えるようになるターンが決められており、ホイホイと進化を切ると肝心な場面で使えなくなってしまいます。

進化について詳しく書いていきたいのですが、添付画像の都合、一旦記事を分けたいと思います。次回は進化の説明と画面について書いていきます。

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