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子宮筋腫で子宮全摘開腹手術/入院で持ってきて良かったモノ、レンタルしてよかったモノ

50代、子宮全摘開腹手術を受けるため入院しました。

入院前に、入院で持って行くと良いものリストをネットで探して準備したのですが、実際に入院してみると、意外なものが「あって良かった」だったり、「持ってくれば良かった」だったりしたので、まとめてみました。


あって良かったモノ

ぬいぐるみ🧸

ぬいぐるみに限らず「見ると精神的に和むもの」という意味です。家族の写真でも、いつも寝室に飾っている小物でも、なんでも良いと思います。

これはどの持ち物リストにも書いていませんでしたが、入院日の朝に息子が、彼が小さいころにかわいがっていたぬいぐるみを私のカバンに入れたのです。素直な母はそのまま持ってきたのですが、結構このおかげでリラックスできました。

特に手術前日などは緊張します。見慣れたものがあると気持ちも和らぎますし、手術をリラックスして迎えるってその後の経過も良くなると思うのです。

手術前の不安な時間や術後のしんどい時に、案外支えになったりもします。

1グラムでも荷物を減らしたい事情がないなら、こういうものこそ持ち物に加えてはいかがでしょうか。

羽織るもの

空調は効いていますが、寝巻きだけだと、体調によっては悪寒を感じたりする時がありました。

そんな時は、入院時に来て行ったUNIQLOのウルトラライトダウンが重宝しました。

春夏であれば、薄手のカーディガンなどでも良いでしょう。

わざわざ羽織りものを別に持っていくというよりは、入院時に来ていったものをそのまま羽織ったという感じです。

前開きプラ

素肌に直接寝巻きで病棟をうろつくのも心許ないですよね。私は入院のために、グンゼ前開きプラを新調しました。

締めつけすぎず、ボタンを止める数で緩さも調節できて、なにより安心感のある綿の肌触り。

つけ外しも楽なので、開腹手術後でも変に体をねじったりせず、簡単に装着できます。

おへそまであるパンツ


大きなパンツにしておけば、傷口にはる大型絆創膏を外しても、開腹手術の傷があたることはありません。

これも個人的には綿が良さそうに思います。下着が傷を優しく守ってくれます。

また、可能なら使い古して少し緩くなったものがおすすめです。手術後は出血で下着が汚れることもありますが、そのまま捨てても惜しくないですし、緩いほうが開腹手術の傷を刺激しないので、一挙両得だからです。


トレー

テーブルの上にごちゃごちゃとものを置くことになるので、細かいものがなくならないよう、小さめのトレーがあると便利です。痛み止めの錠剤や耳栓やメガネ、食事用のスプーンなどを置いています。

コンパクトな食器洗いたわし

これは持ってくれば良かったものです。

術後数日は腸に負担のかからない、離乳食のような食事が出ます。スプーンは使いまわすので洗面所で洗っていました。洗剤もたわしもないので、すっきりとは洗えません。

毎食プラスチックスプーンを使い捨てしてもよいのですが、少し憚られます。食器洗いたわしの小さいものがあるとしっかり洗えたなぁと思っています。

スティック型の粉コーヒー

自販機もあるので缶コーヒーを買っても良いのですが、お気に入りのスティック珈琲を持ってくればお湯に溶かしてカップで飲むこともできます。

私はおかゆから普通食になる日を目安に、このスティック珈琲を、眺望の良い共有スペースで飲むことを楽しみに過ごしています。

ちなみにこれも、意識して持ってきたのではなくて、いつものカバンの底にたまたま紛れ込んでいたものでしたが、入院生活にちょっとした楽しみを与えてくれました。

手紙セット

術後3日目くらいからは、元気も出てくると思うので、周りの人たちへ、日ごろ直接言えないようなことを手紙にしたためることもできます。

咳対策

全身麻酔をしている間に酸素吸入の管をのどに通していたため、術後数時間はとてものどが痛かったです。

病棟が乾燥していることも加わるせいか、喉がイガイガしてくるのですが、腹圧がかかることが怖くて咳払いができません。できずにいると、のどに痰がたくさん溜まり、本当に窒息しそうになるのです!

のど飴

そのため、開腹手術の後にはのど飴が必須です。

喉がイガイガとしてきたら、のど飴をなめたり、うがいをしたり、四苦八苦しながらやり過ごすことになります。普段何気なくしていた咳。本当に大切な役割を持っていたのですね。

ちなみにお医者様によると、痰は自然に吸収されるので、痰がたまって肺炎になったりすることはない、とのことでした。

咳をしてしまうという選択

でも本当は、腹をくくって咳をしてしまう、という選択肢をお勧めします。

痛み止めも体に入っているし、実は咳をしてしまっても傷口はさほど痛くないからです。くしゃみもしかりです。

のど飴でごまかしていても痰はたまります。思い切って咳をしたり、周りの目を気にせずカーッ、ペッ!と痰を吐いたりするほうが良いです。

寝巻きとタオルと日用品はレンタルがおすすめ

当初は、入院中は気持ちの上がるスエット等を着て、少しでも明るく過ごしたいな、なんて思っていたのですが、直前で気が変わりました。

パジャマとタオル、荷物が大きくなる2大原因です。

おまけにレンタルすれば、洗濯を取りにくるためだけに家族にわざわざ病院に来てもらう必要がなくなります。

着終わったものは回収してもらえますし、常に乾燥してプレスされた心地よい寝巻とタオルを2組程度、棚に置いていてもらえます。

レンタル寝巻の見た目は確かに囚人のようですが、浴衣のような前合わせの襟はボタンのパジャマより着やすいです。体温計を差し込んだり、看護師さんからのいろんな処置もしてもらいやすいです。

寝巻とタオル(+日用品もセットでついてくる)をレンタルして、1日500円ちょっとでした。

日用品には蓋つきカップや割りばし、箱ティッシュなども含まれます。忘れ物をしても大きなダメージがないというのは、入院の準備段階からストレスを削減してくれます。入院中に万一なくなったりしても特に悔しくもありません。

その分入院生活を快適にするための、プラスαの荷物を増やせます。例えば読みたかった本や、Kindleペーパーホワイト、編み物など…使うかどうかわからないものも追加しよう気持ちになれます。

レンタル寝巻きの利用率

私が入院した時に目視調査したところ、レンタルパジャマの割合は20%以下でした(注:調査時期や病棟により異なる。日本野鳥の会は無関係)。

4人部屋の今、レンタラーは私だけです。共有スペースに行っても、廊下を歩く患者さんを視ても、多くの方はマイパジャマです。

レンタル入院グッズの利用率はさほど高くなさそうです。万一入院日数が長びいた場合などには1日525円が上乗せされていくのでもったいない、ということも要因かもしれません。

スエット等を1組持参

寝巻きはレンタルすることにしたものの、パジャマは1組持ってきました。入院中も外来を受診する場合があるかもしれないからです。

レンタル寝巻きで普段着の人たちの間を歩き回るのは嫌ですよね…。健康診断の時に検査着で外来待合いで待たされるの、恥ずかしかったです。

テレビカードはとりあえず買っておこう


術後すぐの時期は何かを見て気を紛らわせたいけど、スマホを手に持つのもしんどいです。

テレビならリモコンスイッチを押すだけ。最近は特に面白い番組もないので、ちゃんと見なくて良いし、でも気は紛れます。

ですから手術前にはとりあえずテレビカードを買っておいたほうがよいです。今回の入院では自室でテレビを見ている人をほとんど見かけませんでしたが、使わなかったら払い戻しすればよいだけですから。

ノートパソコンもテレビ替わりに良い

スマホがあるからノートパソコンなんていらないかも、と思いましたが、やはりパソコンの大きい画面は便利です。

長時間スマホを手に持って見続けるのは疲れます。また、スマホ画面を見過ぎると気持ち悪くもなります。

YouTubeやAmazon prime、TVerなども、テーブルにパソコンを置いてみるほうが楽です。術後2日目くらいからは自分テーブルにセットできます。

もし普段ノートパソコンをよく使う方であれば、やはり持ってきておくと便利です。


音対策(総室の場合)

耳ほぐタイム

病棟は家と違ってずーっと何かの音がします。

同室の方の物音や、ナースセンターから聞こえる電子音などをシャットアウトするための道具が必要です。周りの音が気になって眠れないからです。

よく見る持ち物リストには「百円均一の耳栓」とよく書かれていますが、私は耳に合わないので「耳ほぐタイム」を持っていきました。でもこれ、初めて使う時少し装着の仕方がわかりにくいので、一度家でつけ方を確認しておくとよさそうです。

AirPods

今はわざわざ耳栓を持っていかなくても、AirPodsなどの無線イヤホンでも良いと思います。私も今回の入院に際してAirPodsを新たに購入しました。やっぱり便利です。

耳のフィット感が耳栓の比ではないので、AirPodsでヒーリング音楽聴きながら寝るのがベストかもしれません。

まとめ

入院時に「不便なく」過ごすよりは、より「快適に」過ごせるもの、という目線で持ち物を用意するのが良さそうです。

そのためにも、やっぱりタオルや寝巻など「最低限不便なく」過ごすためのグッズは、レンタルするほうが楽です。

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