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子宮全摘の開腹手術を受けるかどうか、私の決断

50代。健康診断で子宮全摘を勧められました。経緯はこちら

周りの反応は…

子宮筋腫で開腹手術を勧められていることを周囲に話すと、5人のうち4人は手術を受けることに対して否定的な反応でした。

「自分も子宮筋腫はあるけど経過観察よ」
「直径30センチの子宮筋腫があるけど普通に暮らしている人もいるよ」
「内視鏡(腹腔鏡)手術でできる病院を探したほうがよいのでは」
「病院は手術をしたいんじゃないのか」

といった具合です。一人だけ

「そんな大きなものがお腹にあるなんて、私なら一刻も早く取ってほしいわ。」

という方がいました。

ネットで調べると

ネットで調べても、子宮筋腫で手術をするかどうかの判断は、大きさというよりは症状があるかどうか。特に症状がなければそのままでもよい、と書いてあります。

子供のことでも忙しい年だし、下腹がぽっこり出ていることを除けば特に貧血も月経過多もないので、やはり手術を受けずに様子を見ることにして、次回受診の時にそのように伝えようと思っていた。

のだけれど、自分でもよくわからないのですが、受診の3日前くらいに急に気が変わったのです。

手術するなら少しでも若いうちがよい

手術をするには体力がいるようです。

ネットで、60代の人が後悔していること、というような特集があって、若いうちに手術しておけばよかった、という回答がありました。

手術を受けるのであれば、1歳でも若いうちに手術を受けて、手術した後の人生の時間が長いほうが得だと思いました。

今年は運気が良いから

ある占いの本によると、今年は12年に1度の大吉運気の年とのことで、今年病気が見つかるかもしれないが、それは不運ではなく、大病が早期発見できたという幸運なので、早めに治療しましょうというようなことが書いてあったことが頭に残っていて、影響を受けています。

リセットしたい

説明の際に、入院後数週間は仕事を休まないといけませんとお医者さんに言われました。

不純な動機かもしれませんが、これを聞いて「むしろ休みたい」と思いました。この2~3年ほどは特に職場でのストレスが大きく、これが、手術が必要なほどまで筋腫が大きくなってしまった原因ではないかと思っています。

治療とは直接関係ないけれど、職場から離れるにはちょうど良い機会だという理由も大きかったのです。

これからの人生について、休んでいる期間にゆっくり考えたいと思いました。

将来子宮がんになる心配がなくなる

これも根拠はないのだけど、将来病気になるとしたら子宮周りの疾患のような気がずっとしていました。

子宮がんの可能性がゼロになることで、今後の人生の不安が少し減るように思いました。

今後子供を産む予定がない

年齢的に、これから自分で妊娠して出産する可能性は無いので、この点については全く悩む余地はありませんでした。

子宮を失う喪失感などがよく言われますが、筋腫袋のようになっている子宮をMRIで見たので取り出すことに特に抵抗はありませんでした。やはり視覚に訴えるというのは何事も納得感があります。

お腹に痕がついてもそれほど気にならない

もともと妊娠線の痕(セルライト)などもあり、傷がついてもったいないほどの美腹ではなかったので、傷がつくと言われてもああそうですか、という程度の気持ちでした。

これが、つるつるで美しい腹をしていたら、横一文字に傷がつくことには大いに抵抗があったと思います。

ちゅうちょした点

腸の癒着

手術後に、腸の癒着が起こって腸閉塞などが起こる可能性があるということでした。今特に症状がないのに、手術のせいで腸閉塞になったりしたら、手術しないほうが良かったとならないか。

これが一番大きな悩みどころでした。

全身麻酔

全身麻酔をした後、目が覚めなかったらどうしよう…という不安もありました。

決めては

そんな懸念がありながらも、手術をするほうを選んだのがなぜかというと、やはり突然気が変わったとしかいいようがありません。

手術する前提で話が進んでいるので、お医者さんに断りにくかったというのもあると思いますが、日程が合わないといっていくらでも先延ばしすることはできたはず。

でも、タイミング的にやるなら今だというインスピレーションがあったのです。

そしてトントン拍子に入院への日程が組まれていきました。

入院・手術の記録はこちら



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