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欲しかったのは、幸せと愛情。第一話


幸せってなんだろう?


愛情ってなんだろう?


親から子に向けられるであろう愛情を
家族みんなで築いていくはずの幸せが


欲しかった...だけなのに...


親からの愛情は一切なく代わりに親からもらうのは、罵詈雑言と暴力。


まるで自分のことを人間とは思っていないかの様な扱い。


次第にエスカレート。


体は痣まみれ。心は傷だらけ。


学校にも頼れる人はいない。


周りに頼れる人も、もちろんいない。


そんな自分は、次第に親に殺意が芽生えていた。


今日も親から受けるのは暴力。 


自分のキャパシティはとっくに超えていた。


〇〇:もう...いいよね...


俺はキッチンにある包丁を取り出し...



刺し続けた。



親の息の根が絶えようが...



何度も何度も気が済むまで...



刺してる間には快感すら覚えた。



殺した後も親を殺したことへの達成感...。


〇〇:邪魔者は消えた...。


自分の人生など、どうでも良かった。


何故なら、親を...邪魔者を...悪魔を排除すると言う最大のミッションを遂行し達成したからだ。


その後自分で警察に自首。


自分は死刑判決でそのまま楽に逝けると思っていた...


しかし...


少年法適用による少年院送致に。


自分はまだこんな世界を生き続けなければいけないのか...


そう思っていた。


〇〇:(少年院には同じ様なやつがいっぱいいる...



〇〇:(なんとかなるか...



この日から少年院での生活が始まった。


厳しいタイムスケジュール、余暇の少ない一日。


自分の想像以上にきつい生活だった。


周りには殺人で送致された人は中々おらず話しかけてくる人もいないが1人だけ話しかけてくる人がいた。

?:最近来た人だよね?


〇〇:そうだけど。だからなんだよ。


さくら:私、遠藤さくらって言うの。君と仲良くしたいなって思って。


この出会いが〇〇を大きく変えた。



               To be continued























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