見出し画像

メトロもバスも乗り放題「ナヴィゴ Navigo」の購入方法と使用期間について 【パリの交通】

パリの観光にお得で便利なMetro、RER、バス、トラムが乗り放題になる交通ICカード「ナヴィゴ Navigo」

同じ交通ICカードですが、一定金額をチャージして乗車する日本のSuicaやPASMOとは少し違います。

また、日本のように「出発駅」と「下車駅」で料金が変動する料金体制とは違い、使用ゾーンに寄って変動する料金体制です。
(有効ゾーン内でしたら、1駅乗車でも10駅乗車でも『乗車1回』で同一料金)

2021年より紙のチケットが廃止され、Navigoに切り替わる事が決まっており、今後のパリ滞在にメトロを使う方は必須です。

ナヴィゴ NAVIGOの種類と金額

●Navigo Jour(ナヴィゴ ジュール)
使用期間:1日間
使用ゾーン:1-2 / 2-3 / 3-4 / 4-5 値段:7.5€
使用ゾーン:1-3 / 2-4 / 3-5 値段:10€
使用ゾーン:1-4 / 2-5 値段:12,40€
使用ゾーン:1-5 値段:17,80€

パリ市内観光でしたら「使用ゾーン1-2」で十分ですが、空港、ヴェルサイユ宮殿を含む全区間で利用する場合は、「使用ゾーン1-5」を選びます。

●Navigo Semaine(ナヴィゴ セメーヌ)
使用期間:1週間
使用ゾーン:1-5
値段:22,80€

●Navigo Mois(ナヴィゴ モワ):1ヶ月
使用期間:1ヶ月
使用ゾーン:1-5
値段:75,20€

●Navigo Annuel(ナヴィゴ アニュエル)
使用期間:1年間 ※在住者向き

NavigoのICカード購入料

Navigo Jour:2€
Navigo Semaineから:5€
※払い戻しはありません

パリの交通ゾーンについて

画像2

パリ交通公団の公式サイトより転用


1週間用 Navigo Semaine(ナヴィゴ セメーヌ)

観光客が一番利用する機会が多いのが、1週間用のSemaine(Week Pass)です。

値段:22,80€(+初回のみICカード代金5€)

どれほどお得か?

CDG空港からオペラ座までの空港シャトルバスロワシーバス乗車料
片道13.7 €、往復27.4 €。

ロワシーバスを往復利用すればそれだけで元が取れるように感じますが、実に上手くできてる「使用期間の条件」があります。


有効となる期間が「月曜日から日曜日まで」


旅程が「月曜日にパリに到着して日曜日に帰国」でしたら最大限にお得ですが、到着曜日によってはお得に利用できないのです。

例えば、土曜日到着の場合、使用期間が土曜日と日曜日の2日間のみですが、それでも22,80€(初回のみカード代金5€プラスで27.8€)になります。


木曜日がお得の境界線 1Dayパスと料金比較

Navigo初回購入を前提で、1日Navigo(料金7.5€+カード代金2€)と1週間用Navigo22.8€+カード代金5€)比較してみます。

■木曜日到着 使用期間4日間

【1日Navigo】7.5€×4日+2€=32€

【1週間用Navigo】22.8€+5€=27.8€


■金曜日到着+ロワシーバス(片道13.7€)利用 使用期間3日間

【1日Navigo】7.5€×3日+2€+13.7€=38.2€

【1週間用Navigo】22.8€+5€=27.8€


到着曜日(Navigo使用開始曜日)、ロワシーバス利用によって選択してください。

CDG空港から出発する空港シャトルバスは2種類ありますが、「Le Bus Direct(ル・ビュス・ディレクト」はNavigoでは乗車できません。


Navigo購入場所とチャージ

Navigoはどの駅の券売機でもチャージができますが、初回購入にはICカード購入が必要になります。

このICカードは券売機では買えません。

主要駅の有人カウンターでICカード代金と乗車料金をチャージしたNavigoを購入します。

※バス乗車にNavigoは使用できますが、バス車内ではチャージはできません


NAVIGO購入に必要なモノ

【購入に必要なモノ】

●写真 (3.0cm x 2.5cm) 1枚
●サイン用の油性ペン
●窓口で購入の意志を伝える紙 ※フランス語堪能な方は必要ありません

私が窓口で見せた文章

「Navigo Semaine、Toutes zones 22,80EUR」

これで無事に購入できました。

画像1

■写真右:Navigo(本体)、中央:ケース、写真左:所有者情報

写真左側に映るカードの裏面に写真を貼りつけ、直筆のサインをします。
サイン用に油性ペンが必要になります。

日本の様に必要グッズは用意されていませんので、事前に日本から用意するかスーパーで購入が必要です。
写真貼りつけ台はシールを剥がせば貼ることができます。


日本から予め用意しておくとCDG空港内のRER駅(CDG空港第2ターミナル駅)でも購入ができますので、パリ到着直後から使用できます。

画像3

▼空港からRER駅までの移動方法詳細
https://parisbytrain.com/paris-airport-terminal-2-train-photo-tour/


乗車券検査

改札を無理やり潜り抜ける乗客を良く目にするパリは、日本に比べると鉄道(高速鉄度は除く)の乗車券チェックは緩いのですが、時々抜き打ち乗車券検査があります。

1度、メトロで乗車券検査を受けました。
Navigoを見せればそのまま通過できますが、裏側に写真とサインがない場合は質問されることもあるようです。

また、日本のように乗り越し精算がありませんので、Navigoの使用ゾーンを越えての移動は、乗り越し罰金が高額なので有人窓口で相談してください。



お役に立てましたらサポートをお願いします。 これからも喜んで頂けるように精一杯頑張ります。