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軟骨に4ヶ所ピアスを開けてわかったこと

定期的にピアス熱が再燃するので、そのたびに安いピアスを爆買いしている。
普段は決まったピアスをつけっぱなしにしているのだが、ピアス熱が復活しているときはネットで安い店を見つけては5個10個とまとめ買いして耳をジャラジャラにする。まとめ買いしても安いので数千円で収まる。そんなピアスをごちゃごちゃとケースに収納するのもたのしい。

さて今回はピアスの話である。
筆者は耳に8個ピアスがついている。何か機会があるたびに少しずつ増やしていっている。そこで本記事では、軟骨ピアスに興味あるけどどうやって開けるんだろう?という人に向けて書いていこうと思う。需要があるかは知らない。

前提として、軟骨ピアッシングにはニードルを使うことを想定している。ピアッサーでは開けたことがないので本記事では触れないことをご理解いただきたい。

どこでピアスを開けるか?

病院

病院は「ピアスを開けたい」と思った人がまず思い浮かべる場所だと思う。安全安心だし、全国各地にピアスを開けてくれる病院はあると思う。
病院でピアスを開けるメリットとしては、部位によっては麻酔を使ってくれるところがあるのと、傷薬を処方してくれるということ、それからピアストラブルがあった場合に見てもらえるという安心感があることだろうか。
筆者も最初の軟骨ピアスは病院で開けてもらった。料金は、ファーストピアスや薬代込で一万円くらいだったと思う。
デメリットは、医師が必ずしもピアスの専門家ではないという点だろうか。開ける位置は自分で決めなくてはならないので、はじめてピアスを開ける人にとってはどこにどういう角度で開けてほしいかというのを自分で決めるのはハードルが高いだろう。
筆者の経験談としては、麻酔注射が、後に麻酔無しでピアスを開けたときと同じくらい痛かったので耳のピアスに麻酔は必要ないという結論に至った。
ちなみに病院で開けたピアスは角度が気に入らなくて後に塞いだ。

自分で開ける

もっとも安く済むかつリスクが高い方法。リスクというのは開けるのに失敗するリスクである。
鏡を見ながら自分の耳にニードルを刺すのは初心者にはかなり難しいと思ったほうがいい。しかも理想の位置、角度にするのも難しい。筆者はロブにニードルを使ったことがあるくらいで、軟骨はやったことがない。ピアッシングに失敗してしばらくピアスが出来ない期間があるかもしれないと考えると、多少高くても次に挙げる方法で開けるのをおすすめする。

ピアススタジオ

現在筆者の耳についているすべての軟骨ピアスはピアススタジオという、ピアッシングとピアスの販売を専門にしているお店で開けてもらった。
メリットは、ピアスバチバチの店員さんが個人の耳の形に合った位置や角度を考えておすすめしてくれるので、理想の位置にピアスをつけることができること。
質問すればおすすめのピアスコーディネイトも一緒に考えてくれる。一日に何人ものピアスを開けている人たちなので手際もよく、痛いのも一瞬である。あっという間に終わるし、病院並みに清潔で安全でもある。こちらもピアス代込で一万円前後と言ったところ。筆者は最初に開けたヘリックスの角度が気に入らずに一度塞いで、後にピアススタジオで開けてもらった。
デメリットは都会にしかお店がないのと、最初に訪れるのに勇気がいるという点だろうか。

ピアスを開けた後のお手入れ

病院の場合、薬を処方してくれるというメリットもある。これも人によるのだが、病院で処方してくれるのと同じような効果のある化膿止めの薬はドラストで買える上にあまり使わないのでいらない、というのが筆者の経験談である。
ピアススタジオではもちろん薬は処方されないが、お店によってはピアスホールを洗浄するためのスプレーが売られている。これがとても便利なのでリンクを貼っておこう。

軟骨ピアスのトラブルでよく聞くのが「肉芽」だと思う。詳しい症状はググってほしいが、肉芽の対処法としてホットソークという、生理食塩水にピアスホールを浸す民間療法がある。しかし、毎回生理食塩水を作るのはちょっと面倒。そこで、ホットソークをお手軽にできるのが、上記に上げたニールメッドのピアスケア用スプレーである。
筆者がお世話になっているピアススタジオでも販売しているので、開けるたびに買っているのだが、朝晩スプレーして洗い流すだけで大半のピアストラブルは解決する、とても頼りになるものである。
もちろん金属アレルギーとか、もっと症状がひどい場合にはどうにもならないので皮膚科に行ってほしい。


ファーストピアス

さて、「どこで開けるか」と「開けた後のケア」方法について書いたが、肝心のファーストピアスについて書いていなかった。
本記事で紹介している方法はすべてニードルで開けることを前提にしているのでファーストピアスが必要である。セルフで開ける場合には別途買う必要がある。病院やピアススタジオで開ける場合はそこで売っている。
筆者がお世話になっているピアススタジオで使っているファーストピアスはすべて、「アナトメタル」というブランドのピアスである。
ねじ式ピアスの元祖らしく、高品質で価格も高い。大人のファーストピアスと言った感じだ。本物のゴールドや宝石を使ったピアスもあり、そういったものは何万円もする。こだわりたい人におすすめで、シンプルなのでも4千円くらいから買える。
アナトメタルの良いところはネジの精度が高く、ちょっとやそっとで外れたりしない、その上装着もしやすい、見た目が上品で高級感がある、と言ったところか。
せっかく開けたピアスホールを大事に完成までもっていきたいなら間違いなくアナトメタルのピアスをおすすめする。というか、アナトメタルを扱っているピアススタジオで開けてもらうのが、もっとも確実に安全に軟骨ピアスを楽しむ方法だと思っている(予算は必要だが)。

なぜこんなにアナトメタルを推しているかというと、冒頭で書いたまとめ買いした安いピアスを着けていたら耳が盛大に腫れた経験があるからである。
開けて半年くらいの軟骨ピアスをセカンドピアスにしようと思って替えたのが原因だった。
薬を塗っても冷やしても数日経っても腫れが収まらなかったのでアナトメタルのファーストピアスに戻したら一晩で腫れが収まったのである。以来、ピアスホールが完成するまではアナトメタル以外のピアスを着けないと誓っている。もし安いピアスを着けてホールにトラブルが発生したけどどうしてもピアスを諦めたくない!という方はアナトメタルのピアスを一度試してみると良いかもしれない。

さて、ピアスを開けることを検討している人に向けての記事を書いてみたが、参考になれば幸いである。軟骨ピアスを検討中で都会が近い人はピアススタジオ一択だ。
筆者はピアスが大好きなので、高いのも安いのも持っている。集めるのは楽しいし、ピアスが開いていると鏡を見るのが少し楽しくなる。出かけたときにピアスを探しに色々なお店を見て回るのも楽しい。
最近ではピアスを開ける人は少なくなっていると聞くが、マイノリティ上等の筆者としては嬉しい限りである。

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