- 運営しているクリエイター
2019年7月の記事一覧
「自分と似ている人」について
幼い頃から、「自分と似ている人のことを、好きになれるか・なれないか問題」というのは、人間関係が発生する、ありとあらゆる場所についてまわった。
ちょっと苦手なあの子が、自分と似ていると気づいてしまったときの、なんだか心の端っこが痒くなるようなあの感覚は、大人になった今も、たまに感じるときがある。
一方で、「自分と似ている」からこそ、誰かを好きになれることだってあった。「類友」という言葉がこの世に
自分で決めていることなど、実はそれほどないのかもしれないけれど。
帰り道、ほろ酔いで隅田川を歩いていると、なんてことのない階段でつまづき、こけてしまった。こけたのは、私が不注意だったからという理由はもちろんあるけれど、そこに「階段があったから」、こけたのだった。
同じように帰り道、気づいたら無意識的に、道路にある白い線(車道外側線というらしい)の上を歩いていた。これは、私がほろ酔いだったという理由はもちろんあるけれど、そこに「白い線があったから」、私はその上を