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台南牛肉湯

この間台南に行った時は内臓のスープを堪能したけど、やはり身体は血が滲み出る新鮮な肉塊が欲しいので、北部で台南牛肉湯の店を探して食べに行った。

これだ。

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牛肉がまたピンク色がかかっている。台南の牛肉湯は茹でたりせず、薄切りした牛肉を碗に入れてアツアツのスープを注いで浸すだけ。超シンプル。牛肉が熱を受けすぎない半生の状態が美味いとされる。

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早速頂こう。はふはふ……うーん。半生つってもそんなに柔らかくない。たぶん部位のせい?北部で100元の価額でいい部位食えるわけないもんな。肉本体は調味がなく、このまま食べるか、好みで醬油や豆板醬つけてもいい。肉が熱を受けて固くなるのが気になる方は店が用意したお椀に肉を避難させるといい。俺は肉があまり柔らかいと逆に肉食感がなくて満足しないのでこのままで。

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スープが赤黒いのは肉片の血液が溶けだしたから。一見淡泊そうなスープだが牛の風味が意外に強く、ちょっぴり血液くさいが生姜と酒を入れたことで解決した。でも本場と比べてスープの味が薄い気がする。今度こそ台南でリベンジしたい。

牛肉湯の専門店は調味料として米酒をテーブルに置いてあり基本使い放題だが、牛肉湯を食べてあとアルコール検査に引っかかって起訴された実例があるので、常識的使いましょう。飲酒運転ダメ絶対。

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牛肉のルーローハン。ドッグフード感は否めないがべらぼうに旨い。肉に味がよく染み込んで、牛脂を吸収した米と一緒にかき込んで、口いっぱいに広がる牛のエッセンスよ。一口でも食べ始めたらもう、競技場に放たれた闘牛みたいに止まらないぜ!もうスープはいいからこれを食べに来ててくれ!

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